シブヤシゲヨシさんについて(5)(6)

●シブヤシゲヨシさんについて(5)
2010/01/30 土曜日 – 17:14:42 by tshibuya

先日、新幹線の中で読もうとキオスクで東海林さだおの文庫本を買った。東京を中心に展開するチェーン店富士そば全メニュー制覇という内容の本だ。その終わりの方に、言葉の研究をしている人(女性)との対談がある。例えば、ある言葉(例えば商品名)から受ける感情というのはあって、というような内容だったか。しかし、シゲヨシさんの研究はそこをもうひとつ突き抜けている。五十音の一つひとつに感情があるというのだ。しかし、その辺りから話しはむずかしくなって、誰もが感じる領域から別のところに行くから、みんな(ぼくでもいい)呆気にとられる。
「五十音感情の正体」の最初の方に、
五十音のこゑの感情が、躰の構造のさけびごゑとしてでてきたんで、ここから世界中のコトバの感情がネ、おびただしく分解できなければウソとなッたのだヨ。とある。そこからその感情を記号化する作業があり、それを説明しながら話しは生命のことにまで及ぶ。いや、それを話さないと「五十音感情の正体」に行き着かないのだからシゲヨシさんにとって当然のことなんだろう。う~ん、むずかしい。
シゲヨシさんは言葉の研究の次に庭から出てきた石に関する考察をはじめる。象の国におりると日本象国物語の二冊がその成果だけれど、ぼくには言葉の研究も石の考察も同じように思えてならない。

2 Responses
asianimprov : 2010/02/08 – 11:43:28 –
「五十音感情」があるなら「十二音階感情」だってあるかもしれない・・とか、シブヤシゲヨシさん関係の一連の記事を読んで不思議な感じを受けています。
十二音階は西洋のクラシック音楽で、日本や東南アジアは五音階だから、感情のベースが違うのか・・とか、悩ましい問題です。別に悩むことはないけど。(笑)

言霊があるのなら音霊があってもいいじゃないかとも思うし・・ドにはド特有の感情があり、ファにはファ独特の叫びがあり、ラには解決不能の悩みがある・・とか、そんなこと考えてたらピアノ弾けませんか・・?
しかし、人面石ですか、石器。うーん。本当だとしたら凄い。本当でなくても、面白いです。

tshibuya : 2010/02/08 – 12:18:19 –
例えば、ハ長調、ヘ長調、ト長調、など調性にはそれぞれの感じがあります。音、一つひとつにもおそらくあるんでしょう。そういう感じを利用して(もっといい言葉がないか)調性音楽は成り立っている、というところもあります。
そう、asianさんがいうように、本当でなくても面白いというところが面白いんですよね!

—-2010/02

●シブヤシゲヨシさんについて(6)
2010/02/01 月曜日 – 12:28:05 by tshibuya

伊達で知り合った木彫りの荒井修さん(洞爺湖町に住んでいる)に「シゲヨシさんのことを書いてる」とメールしたら返事がきた。荒井さんとは大木さん、柴山さんなどとシゲヨシさんのところへいっしょに行った仲だ。以下にそのメールを紹介します(もちろん承諾は得てあります)。

「メールありがとうございます。パソコンからの返信です。 渋谷さんのブログからシブヤさんの息子さんのホームページに飛んで、昔を思い出しながら新たな発見をした次第です。
今思うと当時の俺はなんと固定観念で凝り固まった自意識の強いガキだったのかとおもい、今だったらシブヤさんと楽しい酒を飲みつつ、人間の根源に触れる話をできたのではと残念に思います。
俺が思っていた以上にシブヤさんは冷静に理論的に考古学を見た上で発掘し、客観的に自己分析をし、また、来客をも熱い口調とは裏腹に静かに人を見つめていたということに驚かされました。
また、当時は気が付かなかったのですが文章が実に良い。奥さんのことを書いたくだりはなんか泣かせるね。
俺もシブヤさんの歳に近づいて、あれだけのエネルギーがどこから出たのか不思議でなりません。」

まったくそうだなあ。ぼくも同じです。
そうそう、友だちの女の子に「日本象国物語」を読んでもらった感想は、「これはシゲヨシさんの奥様へのラブレターみたいですね」というものだった。

2 Responses
E-Shibuya : 2010/02/04 – 17:26:32 –
父は伊達でいろいろな方のお世話になっていたようですが、私は父の著書の中でお名前を拝見するだけで、どなたともお会いした事がありません。
この場をお借りして、父が生前お世話になりました方々に厚く御礼申し上げます。
父の親交のあった方が父の事を覚えていて下さり、また父の著作のWebサイトをご覧くださっていることを大変嬉しく、また有り難く、感謝申し上げます。
コロポックルの石彫研究の「日本象国物語」や「象の国へおりる」の文中にコトバの研究の文が飛び込んで来る箇所が何箇所かあるのですが、唐突にこのような文が出てきても読む方には何のことかわからないだろうと思いその部分は除外していたのですが、本日追加した部分は原文通りその部分も載せてみました。
いずれ、「五十音感情の正体」などもWeb化したいと考えております。
今後ともよろしくお願いします。

tshibuya : 2010/02/06 – 12:22:38 –
E-Shibuyaさん、コメントありがとうございます。
伊達に行くと仲間3、4人で必ずシゲヨシさんのところにお邪魔したものです。最初に行ったときは茅葺きの母屋で、その後は向かって右にあった家(いまはもうないのかな)で。行けば2、3時間は話しを聞いていたように思います。
伊達の仲間はみんな元気で、大木さんはお蕎麦屋さん、佐藤さんは農業、荒井さんは洞爺湖町で木彫り、柴山さんは函館で陶芸、と、それぞれ自分の道を歩いています。
ここのところ会ってないのでひさしぶりに会いたいなあ。

シブヤシゲヨシさんについて(3)(4)

●シブヤシゲヨシさんについて(3)
2010/01/13 水曜日 – 17:23:56 by tshibuya

あるとき、伊達の友だちから電話がかかってきて、シゲヨシさんのところがすごいことになってるという。どうすごいことになってるのか聞いてもよくわからない。なんでも、シゲヨシさんはこのところ石を掘っていて、それも毎日掘っていて、で、それを庭に展示しているのだという。早速伊達に行ってシゲヨシさんの家に行った。
母屋に向かって左手前に前はなかったビニールハウスのようなものがある。さらに近づいてみると入口と書いてある横に「コロポックル假神殿」と書いてある。コロボックルじゃなくて他の名前だったかも知れない。假神殿だけははっきり憶えている(でも、仮神殿だったかも知れない)。
中に入ると、いろいろな石が発泡スチロールの箱や蓋の上に置いてあって(だからそんなに大きな石ではない)、これはなに、これはなに、例えばイヌ、クマ、象とか書いてあって、その中でめずらしいもの、重要なものには発泡スチロールの台に金色銀色のボール紙を敷いてその上に置いてある。
圧倒された。この小屋をひとりで作ったのもすごいけれど、それよりも、自分が思ったことを迷わず実現してしまう情熱、そういうものに圧倒された。この石がどういうものか、というのはぼくにはよくわからない。なんでも奥様に頼まれてゴボウを掘っていたらそういう石がたくさん出てきて、という話で、そのそういう石については、E-SHIBUYAさんのサイトのこのページをご覧ください。

2 Responses
E-Shibuya : 2010/01/13 – 23:03:45 –
父の思い出を連続で書いていただき、ありがとうございます
父が上京の際は私の家までおいで下さいましたが、私は仕事でお会いできませんでした。
昔父の研究の事を週間誌に投稿したものをお読みになっていたとは、本当に驚きです。

E-Shibuya : 2010/01/14 – 15:50:09 –
父の著書「日本象国物語」に「お手紙」として掲載されているtshiuyaさんの「伊達初日」と、シブヤ シゲヨシの「ピアニスト」を、Webサイト「日本象国物語」の「お手紙」に掲載させていただきました。
http://zounokuni.web.fc2.com/flm0.html

●シブヤシゲヨシさんについて(4)
2010/01/27 水曜日 – 15:59:15 by tshibuya

埼玉県K市にあるE-SHIBUYAさん(シブヤシゲヨシさんのご子息)のお宅でシゲヨシさんに会ったのは「新しい本を出版したいのでだれか知り合いを紹介してほしい」とのことで、当時G-1ブックスという出版社をやっていた東井輝夫さんといっしょに行った。東井さんは鹿児島の中山信一郎さんの「土曜日のジャズ・日曜日のシネマ」「ぼくのシネローグ」を出版してくれた人で、よくこんな儲からない本(内容はすばらしいが)を出してくれたものだと思っていた。その日は夜になってすごい雨になって傘を持たなかった二人はずぶ濡れになった。
そのときのシゲヨシさんはいつになく真剣な面もちで新しい本のことなど話し、これはぜひ出版したいといっていた。その本が出版されたのかどうかわからないのだけれど、G-1ブックスからは確かシゲヨシさんの本が一冊出ていたような記憶があるので、それがそのときのものかも知れない。
シゲヨシさんの本は何冊くらいあるんだろう。いま手元にあるのを調べてみたら
五十音感情の正体(1974)
生命は光体なり(1974) 五十音感情の正体・改題
アイヌ語と英語(表紙の絵に1977年とあるのできっとそのころ)
象の国におりる(1988)
日本象国物語(1989)
日英語ノーベル賞(1989)
最後の二冊がG-1ブックスから。その他に、漫画シリーズ「酒とテープレコーダー」という手作りの本(シゲヨシさんの絵入り)があります。
石に関する本は「象の国におりる」と「日本象国物語」。

2 Responses
E-Shibuya : 2010/01/27 – 20:25:49 –
父の思い出の連載をありがとうございます。
父は私が子供の頃、長い間闘病生活を送っておりましたが、闘病中にひらめいたとのことで、私が中学生だった昭和30年頃からコトバの研究の本などを書いており、「アイウエオの音にはそれぞれ感情があり、その感情がコトバになった」という父独自の理論を聞かされたことを覚えています。
私は18歳で単身上京し、その後は数年に一度位しか伊達には帰らなかったので、父がどのような活動をしていたのかを詳しく知らないのですが、何冊かの本を自費出版したりしていたようで、何冊かの本が私のところへも送られてきておりました。
同じような内容のものを、題名を変えたりしているようですので、内容的には重複があるようですが、私の手元には、列記いただもののほかに
北海道観光雑筆
太陽魔術(後に天界文学と改題)
日本語展があります。
郷里の茅葺の母屋には父の著書が積み上げられて埃を被っており、どう処分したら良いかと思案しております。

tshibuya : 2010/01/28 – 17:02:26 –
E-Shibuyaさん、コメントありがとうございます。
そうですか、シゲヨシさんは闘病中にひらめいたんですね。で、そこから想像の翼を拡げた。すばらしい!
(1)のカニの話しは「北海道観光雑筆」に載っているのかも知れません。うろ覚えで間違ったこと書いている可能性もありますが。
「太陽魔術(後に天界文学と改題)」「日本語展」は言葉の研究のつづきだろうと推測しています。

シブヤシゲヨシさんいついて(1)(2)

おめでとうございます。
昔の(でもないけど)blogを見ていたら、2010年にシブヤシゲヨシさんについて書いてあるのがあった。なつかしいのでここに再掲します。

●シブヤシゲヨシさんについて(1)
2010/01/11 月曜日 – 13:23:26 by tshibuya

シブヤシゲヨシさんは北海道伊達市に住んでいた。もうずいぶん前に亡くなったのだけれど、このところどういうわけか頻りに思い出されてならない。はじめて伊達に行ったとき、そのときは大雪で札幌からの列車が遅れに遅れて、伊達に着いたときはもう夜の11時過ぎ、その日やるはずだった「イット」というジャズ喫茶でのレコードコンサートなどどこかに行ってしまった。もう時効だからいいと思うけれど、そのときはトリオレコードの伊藤さんと悠雅彦さんがいっしょで、それが理由はわからないけれど店主の大木さんと険悪な感じになって、伊藤さんと悠さんは怒ってどこかに行ってしまった。こちらはどこかに行く理由がないからずっと店に残ってその日は大木さんのところへ泊まった。
翌日洞爺湖温泉などに行って楽しく過ごし、翌々日だったか、面白いところがあるから行こう、と、連れて行かれたのがシブヤシゲヨシさんのところだった。
そのころシゲヨシさんは言葉の研究をしていて、確か「五十音感情の正体」という本を上梓したころで、これは簡単にいえば、五十音のひとつひとつには感情がある、という理論で、それを細かく説明し、さらにはそれを記号化したもので、シゲヨシさんはそれについてとても熱心に話してくれたのだけれど、ぼくには少々難解、というよりわけがわからず狐に化かされたような気分だった。そのとき、この本の前に出した北海道の物産を紹介した小冊子も見せてもらったけれど、これは、例えばカニについてカニという音が持つ感情でカニを紹介するといったもので、こちらの方がわかりやすく面白かった。
そうしてシゲヨシさんと知り合って、伊達に行けば必ずシゲヨシさんのところにお邪魔するようになった。
1977、8年のことだ。

追記
最近知ったシブヤシゲヨシさんに関するサイト

●シブヤシゲヨシさんについて(2)
2010/01/12 火曜日 – 15:22:15 by tshibuya

伊達には年に1回は行っていた。だからシゲヨシさんのところにも年に1回は行っていたことになる。記憶がごちゃごちゃになっていて、どれがどれ、いつがいつだかわからなくなっているけれど、何回目かにお邪魔したとき、早速部屋に通されて、これを食べなさい、と山盛りのゆでたじゃがいもを出してくれた。今日の食事はこれだ、といっていたような気がする。もし、とうもろこしの季節ならそれがその日の食事になるのだろう、そんなことにわけもなく感動してかしこまっていると、壁に貼ってあるたくさんの絵が眼に入る。子供が遊びで描いたような絵だ。
「これはお孫さんが描いたんですか」
「いや、オレが描いたんだ。オレのいってることがみんなにわかるように絵にしてみたんだ。アハハ」
このときくらいびっくりしたことはない。このおじいさんのこの元気はどこから出てくるんだろう。(月並みな言葉でいえば)背中をドンとどやされたような気がして帰り道は地に足が着いてなかったような気がする。
その絵はいまぼくの手元にある。ずっとあとになってまるで形見分けのように送ってくれたものだ。この絵をジャケットに使ってピアノソロのアルバムを作りたいと思った。いや、いまでもそう思っているのだけれど、まだできない。機が熟さないとでもいうのか。
伊達ではたくさんの人に出会った。大木徳一さんはじめ伊達ジャズクラブのみんな、佐藤良幸さん、荒井修さん、いまは函館にいる柴山勝さん。佐藤さんの家はシゲヨシさんの家のすぐ近くで、だからいまでも佐藤さんの家に行けばシゲヨシさんの家も見ることになる。古い茅葺きの家はまだあったような気がする。

追記(2019/1/1)
送って頂いた絵の一枚は津上研太とのアルバム「無銭優雅」に使わせていただきました。

2 Responses
E-Shibuya : 2010/01/12 – 18:52:59 –
父の思い出をありがとうございます。
伊達へは今も時々行かれているのでしょうか?
父が石を並べていた古い茅葺の母屋は今でもそのままになっています。
石は片付けてしまいましたが・・・・。
父が残した著書やガラクタなどの整理に一度伊達に行かねばと思っているのですが、なかなか実行できずにおります。

tshibuya : 2010/01/13 – 12:58:21 –
E-SHIBUYAさん、コメントありがとうございます。渋谷さんに渋谷さんというと(またその逆も)なんだか親戚のような感じがします。そうそう、シゲヨシさんは渋谷くんと呼んでくれてました。
E-SHIBUYAさんのお宅には(それが埼玉県K市ならば)シゲヨシさんが上京したおり、一度うかがったことがあります。E-SHIBUYAさんにはお会いできませんでしたが。またこれもずいぶん前の話ですが、シゲヨシさんの研究について週刊誌に投稿されていたのもE-SHIBUYAさんだったんじゃないでしょうか。
伊達にはいまは2年に一回くらいでしょうか。演奏で行くこともありますし遊びに行くこともあります。

大晦日

今日は12月31日、大晦日。明日はもう新しい年だ。毎年のことだからどうということはない、とはいえないのが年末とお正月で、ではその間になにをするかといえば、お蕎麦やお雑煮を食べたり、酒を飲んだりするだけで、ちゃんと働いてる人だったらそれも正しい過ごし方かも知れないけれど、仕事がなければなにもしないこちらはいつもと同じ、なのに、大晦日だ正月だというとなんだかそわそわするのはどうしてか。 今日はピットインとアケタの店に行ってくる。毎年のオールナイトセッション。帰ってくればもう元旦の朝だ。
みなさん、よい年を!

12月だ!

といっていつもと違うことはなにもないけれど、ライブでいえば12/9、栃木市の岩下の新生姜ミュージアムでなげのあやかさんと「大人も楽しめる童謡~ニュージンジャークリスマス」、

翌12/10のオーケストラ(ピットイン)、12/14の栗渋(栗田妙子、渋谷毅)にさがゆきさんがguestというスイートレイン、あたりが面白いか。

あ、忘れちゃいけない、
12/20 アケタの店 しぶやさんといっしょ
12/21 神戸ビッグアップル しぶやさんと123!!!
12/22 神戸ビッグアップル しぶやさんと456!!!
というビッグイベントがある。
●しぶやさんといっしょのレギュラーメンバーは、
かわいしのぶ(vo,b)、藤ノ木みか(vo,perc)、外山明(vo,ds)
guest 金子マリ(vo)、小川美潮(vo)、平田王子(vo,g)、西尾賢(vo,三味線,etc)、上村勝正(vo,b)
●123!!!はしぶやさんといっしょの関西版。ナガオクミさんが主宰している。レギュラーは、ナガオクミ(vo)、東ともみ(vo,b)、池田安友子(vo,perc)
guest 金子鉄心(vo,sax)、華乃家ケイ(vo,ちんどん)、石田裕子(vo)、藤ノ木みか(vo,perc)
なんと豪華なメンバー!

●456!!!は12/22に松本治編曲指揮の山下洋輔ビッグバンドを聴きに行くはずだったけれど、中止になったので急遽実現した特別ライブ。123!!!の次の日だから456!!!だ。
山内詩子(vo)、東ともみ(vo,b)、藤ノ木みか(vo,perc)

関西、それから甲府へ

明日から関西と甲府に行ってくる。関西は、
11/7 ビッグアップル(神戸)
渋谷毅solo guest 歌+低音(山内詩子、東ともみ)
11/8 燈門(大阪)
渋谷毅solo
11/9 テーネザール(橿原)
渋谷毅、畑ひろし(g)、山内詩子(vo)、登敬三(tenor)

終わって甲府の桜座へ。
11/11 小川美潮、石渡明廣 /他
「にほんのこころ ~出会い一夜のうた~」
ちょっとタイトルが恥ずかしい(笑)。
石渡明廣の曲に美潮さんが詞をつけるという面白い企画もあって楽しみではある。

三岐鉄道北勢線に乗る

昨年、四日市のTAKE ZEROに行った翌日だったか、四日市あすなろう鉄道内部線に乗った。知る人ぞ知る線路の幅が日本で一番狭い鉄道だ。76cmちょっと。で、この10/20、こんどは同じ狭軌の三岐鉄道北勢線に乗ってみた。
にわか鉄ちゃんだからこの超狭軌のどういうところを見ればいいのかわからない、ただ乗ってるだけだ。揺れる、相当揺れる。運転手の背中も揺れている。外の景色を楽しみながら小一時間、終点の阿下喜に着く。
ここには温泉があるからそれに入って戻ることもできる(そういう切符も売っている)けれど、時間がないので30分後に出る帰りの電車に乗った。
信号が少ない。終点から終点まで10か11しかない。踏切も少なかったと思って帰りに数えてみたけれどこちらはかなりあった。
四日市あすなろう鉄道よりこちらの方が利用者が多いような気がする。距離も長い。
さて、次は黒部峡谷鉄道に乗らなくては。これに乗れば、日本に三つしかない超狭軌の電車を制覇だ。

両手に花は2006年から

ずっと前のblogを見ていたら「両手に花」は2006年10月に関西方面に行っていた。11月に閉店になる(移転かな)京都パーカーハウスロールでもやっていた。
2006年10月のblogから。

10/13  Lovely(名古屋)  052-951-6085
10/14、15  パーカーハウスロール(京都)  075-352-8042
10/17  サンホール(大阪)  06-6213-2954
10/18  ビッグアップル(神戸)  078-251-7049
追加
12/16  すぺいん倶楽部(盛岡)  019-652-2055  

花より団子という人もいるかも知れないけど、今回は花を見にきてください。
見に、じゃなくて聴きに、か。

新しいドメインで

長く使っていたドメイン(carco.jp)をやめて、新しく4carco.netにしました。スパムが多くなってフィルターでは追いつかない。blogだけではなくてメールも同じで鬱陶しくなった。
carco.jp時代のblogは引き継ぐのが難しいので、コピーしてテキストとして残しました。ずっとその作業をやっていた。まだ完全ではないけれど、でも残すことは一応できた。
これからもよろしくお願いします。
ずっと休んでいるtea42.netも復活させたい!

蝶々在中(2011年の投稿)

2011年のblogを見ていたら蝶々在中の投稿があったのでもう一度投稿します

川端民生さん(b)とのduo、「蝶々在中」は明日(9/15)発売です。
渋谷毅(p)
川端民生(b)

柴田徹:録音
島田正明:マスタリング
四釜裕子:デザイン
奥成達:ライナーノート
SAL:画
田村仁:写真

収録曲は、
1 蝶々(てふてふ)
2 が、とまった
3 There Will Never Be Another You
4 You Don’t Know What Love Is
5 Lover Man

6 Body And Soul
7 Misterioso
8 You Don’t Know What Love Is
9 無題(Beyond the Flames)

5曲目と6曲目の間が空いているのはスタジオ録音とライブの音が若干違うのでこうしてみた。
1-5 1998年10月28日 小松市中ノ峠ミュージック・ラボ
6-9 1998年10月31日 小松市民センター
すばらしい川端さんのベースが聴けます。

追記 四釜さんのblogも見てください。

9 Responses
1. 一川 : 2011/09/24 – 11:47:57 –
昨日、お茶の水のデイスクユニオンで渋谷毅コーナー発見!インストアライブをされるのですね。買わせていただき今、聴いています。バタさんの渋谷さんに寄り添いながらのベース。優しい笑顔を懐かしみながら聴いています。

2. tshibuya : 2011/09/24 – 17:12:54 –
「蝶々在中」、聴いてくれてありがとう。
お茶の水ディスクユニオンのニュースも! 早いですね。その日は津上研太とふたりで前作「無銭優雅」の中から何曲か演奏しようと思っています。

3. 一川 : 2011/09/24 – 20:50:59 –
お茶の水のデイスクユニオン(毎月行ってるような気がします^^)は渋谷さんのドリームにちょっとしたお値段が着いていました。わたし持ってたのに。大切にしておけばよかった。引っ越して持ってこなかったのが悔やまれます
;;^^;;津上さんとですか。沢山の方が来られるといいですね。

4. tshibuya : 2011/09/29 – 10:09:05 –
dreamにちょっとしたお値段、ですか。
う~ん、dreamもできたときにはひどい演奏だと思って落ち込んでいました。いま聴くとそんなに悪くない。そんなときこれを思い出すのです。
http://blog.carco.jp/?p=405

5. 一川 : 2011/10/06 – 15:05:37 –
dream=鹿児島ですものね。中山さんはおげんきでしょうか。モダンパルスを引っ張り出して懐かしんでます。中山氏著の『土曜のジャズ日曜のシネマ』の出版記念パーテイーに行ったことがつい昨日のことのようですね。

6. tshibuya : 2011/10/06 – 22:03:08 –
中山信一郎さんはお元気ですよ。でも、後遺症で車椅子だし話すこともできないので、なかなか意志が伝わらないし、またわからない。
元気でいてくれれば、それが救いです。

7. jazzspotCANDY : 2011/10/25 – 05:44:00 –
今日はありがとうございました!

ついに発売された[蝶々在中]
明日楽しみにお店でかけます!

8. asianimprov : 2011/11/02 – 21:40:40 –
和美ちゃんが「素晴らしいですよ」と言っていたので満を持して(笑)今夜聴いています。
ほんまに、ごっつ、ええです!(笑)
尾籠で申し訳ありませんが、おしっこをちびりそうなほど素晴らしいです。
ミステリオーソで体の震えが止まらなくなりました。

川端さんのベースって、ボンボンじゃなくてザックザックなんだ。生で何度も聴いているのに、いま、気付きました。
臓腑にボディーブローがこたえます。

9ラウンドノックアウト負け! 凄い演奏だ!

9. tshibuya : 2011/11/03 – 07:55:57 –
>臓腑にボディーブローがこたえます。

asianさん、どうもありがとう。
そうですね、川端さんのベースはそんな感じがします。いっしょにやっていると優しいんですけどね。不思議だなあ