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—–2007/07

●小室等さんと
2007/07/01 日曜日 – 23:44:34 by tshibuya

7/3は大塚「グレコ」で、さがさん、小室等さんといっしょです。
う~ん、ぼくが小室さんといっしょにやるとは思わなかった。もちろん小室さんは前から知っていて、「旅立ちの歌」が合歓のポピュラーフェスティバルで優勝したときには現場にいたから、知っているというだけのことでいえばずいぶん古い。また、たまにどこかで会えば話はしていたけれど、いっしょにやるのは今回がはじめて。
いまでもこだわりがないとはいえないけれど、フォークといえばかぐや姫がフォークと思えないように小室さんもフォークとは思えなかった。…そういうときを過ごして、今回はじめていっしょにやることになったのだから感慨というかなんというかちょっと複雑な気分ではあります。
こういうとき、縁という言葉が思い浮かぶ。それに素直というのを加えれば(笑)、どんなことがあってもおかしくはない。

6 Responses
chiga : 2007/07/02 – 10:34:46 –
小室等さんは、静岡の映画館のイベントで、ここ3年ほど毎年「おすぎ」さんとのトークショウ&ライブで静岡に来てくださっています。おすぎさんの毒舌を、やわらかく緩和して会場に笑いを誘い、映画にも詳しく、ライブも楽しい!と言うことで、静岡の映画ファンは毎年小室さんに会えるこをと楽しみにしています。渋谷さんとご一緒されると知って、私もちょっと感慨深いです。

asianimprov : 2007/07/02 – 17:30:19 –
小室さんを個人的に存じ上げているわけではないのですが、伊藤多喜雄んが賞を貰った時のパーティー会場でお見かけしたことがあります。僕の世代には小室といえば小室等ですね。(笑)ただ、僕も小室等さんやかぐや姫はフォークとは感じない。関西人の意地かもしれませんが。(苦笑)小室等さんやおすぎとピーコ、永六輔さんなどの東京的文化人はそれなりに面白いんですけど、なんかこう、違うんですよ。この違和感を言葉で説明するのは難儀です。

tshibuya : 2007/07/03 – 10:39:41 –
70年代にフォークに親しんだasianimprovさんとそうでない(おそらく)chigaさんの間には相当な感じ方の違いがあって、で、それは当然で、といってそれだけではぼくらがなんであんなにフォークに熱中したのかわからない。
関西人の意地というのもよくわからない(笑)。だって同じように感じるぼくは東京人だもの。
確かに違和感を説明するのは難儀だけれど、その違和感が自分を動かす力なんだから大事にしなくちゃね。

chiga : 2007/07/03 – 22:18:14 –
そうでない(おそらく)←笑!!
そうですね、微妙な年ですからね。

tshibuya : 2007/07/04 – 11:13:50 –
微妙な年というのが、年か歳かよくわかりませんが、それはともかく、chigaさん、おすぎの毒舌なんて毒舌にもなんにもなってないんじゃないですか。ドットクールのマスターの話をどう聞いているのか詰問したい(笑)。

asianimprov : 2007/07/05 – 12:22:42 –
違和感は、あります。でも、小室等+さがゆき+渋谷毅の「盛り上がらないライブ」は見てみたかったですね。(笑)巷の音楽は「盛り上がること」が自己目的になっているみたいで疲れます。
おすぎとピーコは、出てきた80年代は危険でしたけど、今はオカマの際どさがなくなってきた。<文化人>になっちゃオシマイって、偉そうなことを言える立場でもありませんが。

●昨日は小室等さんと
2007/07/04 水曜日 – 12:52:44 by tshibuya

昨日「小室等さんと」を書いたから今日もそのことを書かないとなんだかおかしい。
まず、やった曲というのがほとんどジャズの曲で(一曲を除いて)、それにさがさんの日本語の詞がついて、という内容で、これは前からさがさんと小室さんがやっていたことらしく、そこにぼくが参加するという形だったからなにもむずかしいことはなかった。
リハーサルを終わってライブがはじまるまで、近くの台湾料理屋で一杯。おかしかったのはだれかが「小室さんて仙人みたいですねぇ」といったとき、「いや、そういうふうに売ってきちゃったんで」というのがヒット。いや、ぼくも相当仙人だと思っていたけれどそういう仙人ぶりでは小室さんの比ではない(笑)。
肝心のライブは、小室さんがおとなしく、というか、平穏な心温まる、というか、それが本来の姿であるような感じのライブで楽しかった。
余計なことだけれど、ライブが盛り上がるなんてことは大したことではないのであって、そういうのを期待してきてくれた人には申し訳なかったけれど、でも、いいライブだった。

●高山右近
2007/07/04 水曜日 – 21:24:39 by tshibuya

突然高山右近ではびっくりするだろうけれど、夜寝る前にはなにか読まなくては(見なくては、か)眠れないので、その愛読書がこのごろは山田風太郎の「臨終図鑑」(徳間文庫)になっている。別にこちらが臨終に近づいているというようなことではない。
で、三巻まで出ているその中では、やっぱりというかなんというか、歳を取って亡くなった人のが面白い。
これは二巻に載っているからそんなに歳の人ではないけれど、高山右近が家康のキリシタン禁教令によってルソンに流されることになったとき、細川忠興に送った書簡というのが感動的だ。
ここに詳しく書けないのが残念だけれど、興味ある人は本屋で立ち読みでもなんでもしてください。
もっとも山田風太郎が書いているので本当かどうかわからない(笑)。

One Response
高槻のええとこブログ : 2007/07/08 – 03:02:17 –
高槻カントリークラブ「高山右近ものがたり館」…
 この高槻CCは昭和51年にオープン。当倶楽部の寺岡龍夫理事長が歴史好きで、「地元の方々や、子供たちに歴史を身近に感じてもらう教材としても利用してもらいたい」ということ (more…)

●静岡で二日間
2007/07/06 金曜日 – 06:54:09 by tshibuya

今日と明日は静岡でライブ。今日は「蔵」というはじめてのお店で清水秀子さん(vo)と二人。明日は「ドットクール」で潮先郁男さん(g)が加わっての三人。「ドットクール」は林栄一さん、峰厚介さんとのCD「RENDEZVOUS」が完成したときにはじめて行って、これで三回目だ。
「ドットクール」はピアノバーといった趣の洒落たお店で、マスターの林さんはピアニストでもあって、味のあるバップピアノを弾く。やりにくいったらありゃしない。いや、そんなことはないけど(笑)。また、FMーHi!のジャズ番組のDJもやっていて、今回三人はその番組に呼ばれている。このジャズ番組(Sound space LIFE TIME)が面白い。う~ん、負けないようにしなくては。また、あのもの静かな潮先さんがどんな話をするのか、それも楽しみ。

3 Responses ”
torigen : 2007/07/06 – 20:31:07 –
渋谷さん、毎年の恒例になってきましたねぇ。
千賀さんのFM-Hi!。彼女にとっても至福の日なのでしょうネ。羨ましいぃ…わはは。
on-airをまた聴かせてね!と千賀さんにリクエストしていたとお伝え下され。

tshibuya : 2007/07/09 – 19:12:44 –
そう、恒例になりそう(笑)。
あ、chigaさん、おつかれさまでした。
いままで話だけだった静岡おでんも食べたし、FM-Hi!でジャズの話もできたし、
もちろんライブも楽しかったし、と、いうことない三日間でした。
収録はなんだか上がってしまいました。わはは。

chiga : 2007/07/09 – 21:13:12 –
静岡のファン大喜びの3日間、本当にありがとうございました。
>収録はなんだか上がってしまいました。
とてもその様にはお見受けしませんでしたが・・・、もしかしたら「リラックスできるように、もっとビールを用意しておくように」とのご指示でしょうか?(笑)。
ただ今番組編集中です。潮先さん、期待に反して(笑)、かなりしゃべって下さいましたね。

●静岡おでん
2007/07/09 月曜日 – 19:01:05 by tshibuya

静岡行ってきました。「蔵」も「ドットクール」もにぎやかで楽しかった。作ってそうなるのではなく自然にそうなるというのがいいなぁ。
「ドットクール」のライブがはじまる前に楽しみにしていた名物静岡おでんを食べてきた。なんと、静岡おでんの会会長(4代目)にご案内していただくという光栄にあずかって、食べ終わるまでその静岡おでんに対する熱い想いを聞かせてもらった。
どうやら静岡おでんのルーツは昔駄菓子屋で売っていたおでんにあるらしい。もちろんその向こうには日本全国にあるおでんがあるとしても、会長の話しぶりはそういうおでん一般ではなく、子供のころ食べたおでんへの郷愁といったものでできているように思え、静岡市に何百というおでん屋さんがあって、そこにくる人たちが全部そういう郷愁を抱いているかどうかは知らないが、子供のころ学校の帰りにそこで二三本のおでんを買って食べた、そういうことを思い出さずにはいられないほど静岡にはおでん屋さんがあった。
変わっているのは、
濃い色をしたおつゆは飲まなくて、
種は全部串に刺してあって、お皿に取ったそれへ、鰹節粉と青海苔をかけて食べる。
う~ん、これは駄菓子屋に合わせた食べ方だ。おつゆは減ったらお店が困るから、串の数で値段を計算するから(お皿なんかも当然なかったろう)、鰹節粉と青海苔はサービスでしょう。これがなかったら面白くない。あ、あと、この辺りの名物の黒はんぺんが入っていなくてはいけないらしい。

10 Responses
はなのや : 2007/07/10 – 01:38:09 –
>静岡おでんの会会長(4代目)
4代目というのがすごいですね!
おでんと言えば、チビ太を思い出すなぁ。あのおでん、美味しそうやった!
はなのやの向いのおでんも関西風で美味しいです。おばあちゃんがヘンコですが
(笑)樽酒もおいしいです。覚えてますか?

tshibuya : 2007/07/10 – 05:20:51 –
はなのやの向かいのおでん屋さん、もちろん憶えていますよ! 猫がいるんですよね。また行きたいです。

妃摩甚 : 2007/07/12 – 07:44:02 –
はじめまして!というのもなんだか変ですが、くるみさんのところへ出没してる呉の住人です。おでんの話でついに書き込まざるの人に。何年かまえ、広木さんのワークショップが呉の蒲刈で行われましたそのときの打ち上げの打ち上げが呉の迷亭というおでん屋であったのです、おいしいおでんと地酒で盛り上がったことを思い出しました。呉にはもう一軒和紙の大好きなおでん屋があります.泡盛というお店で、泡盛・ビール・日本酒・ラムネとおでんしかない店で、安くてうまい日本でベスト10にはいるお店だと思ってます。
一度九州へ行く途中によってくださいな、ちなみに和紙はおでんやに行ったときは必ずおでんが置いてある東側に座ります。癖です。ジミー・オディーンのオデンの東です!!ん!?
最後に、このブログは大好きなブログです。渋谷さんの文章は和紙が大好きな呉出身の作家田中小実昌さんの文章のように味があります。大好きです。

のりたけ : 2007/07/12 – 08:20:01 –
はじめまして。
先日はDOT COOLのライブにワンステージしか聴くことができず、未だに後ろ髪を引かれつづけている のりたけといいます。
それでも、ライブは充分堪能いたしました。楽しかったです。ありがとうございました。
さて、実は私もライブの前に静岡おでんを食べてからDOT COOLに行きましたので、思わずコメントしてしまいます。
渋谷さんは「青葉おでん街」に行かれたのでしょうか?
私は、あの屋台風なお店がずらら~~と並んでいる通りを2周して ようやく入るお店を決めることができました。あまりにぎやかなお店をチョイスすると入るのが恥ずかしいので(結構小心者なので;)、結局お客さんの少ないお店を選んで入りました。
静岡おでんの会会長さんにお店選びのポイントなぞ聞いてみたい気がします。
あの通りのお店のどかこかで渋谷さんがいらっしゃったとしたら、1件1件中をのぞいていけば良かったですねぇ。。うーん、ちょっと後悔。

tshibuya : 2007/07/12 – 08:23:43 –
妃摩甚さん、コメントありがとうございます。
広島での合宿ですか。なつかしいですね。もう10年くらい前でしょうか。
呉のおでん屋さん、広木さんに聞いたことがあります。おいしいんですってね。
広島方面はこのところ行っていません。あ、昨年二階堂和美さんのライブで行ったんだっけ。いつか、ぜひその「泡盛」へ。

tshibuya : 2007/07/12 – 09:30:03 –
やっ、のりたけさんも「青葉おでん街」でしたか。ぼくたちはあの横町のDOT COOL側から入って4、5軒目左の確か「ききょう」というお店でした。ぼくも案内してくれる人がいなければ2周、いや、3周はしていたでしょう。案内してくれたおでんの会会長によれば、一軒一軒味が違うんだそうで、それはそうだろうと思っても、一日にそう何回もおでん屋さんには入れない。こんどきたときの楽しみにします。
しかし、会長の話は熱が入っていた。昼間、駿府城跡庭園や浅間神社に行ったんですが、そこにボランティアで話をしてくれる人がいて(よくいますよね)、会長の話もそれに似ていて、しかしボランティアそのものが目的の前者と違って、会長の方は本当におでんが好きというのがあるから、お店に入ってから出るまで静岡おでんの話は終わらないのでした。
で、ライブにはきてくれませんでした。そんなのはメじゃないんでしょうね(笑)。

miura : 2007/07/22 – 00:45:57 –
うわ!静岡に来ていたんですか!!
知らなかった。と言うより、調べておかなかった自分が悪いのですが・・・ あー、1年ぶりに渋谷さんの音を聞きたかったですよー。
今度来るときは、絶対に行きますから!
そして、次は、もし良ければ美味い寿司でも食いに行きませう。

tshibuya : 2007/07/22 – 07:16:12 –
miuraさん、くるかなぁ、と思っていました。で、また引っ越したのかなぁ、とも思っていました。
次の機会にぜひ。新しいCDもできています。こんど会ったときにお渡ししますね。

元パノニカの常連 : 2007/07/23 – 22:30:08 –
渋谷さん、7月6日・7日の静岡ライブお疲れさまでした。ボーカルのデコちゃん(清水秀子さん)とも息がぴったりで演奏には聴き入ってしまいました。
そしてライブを聞きながら、何故か20数年前に彼の地、鹿児島のライブハウスでの情景や当時の仲間達の顔が次々と浮かんできました。
20数年経過しても、いまだにJAZZと関わっている自分が可笑しいような、
頑固一徹だけなのか分かりませんが、師匠・中山信一郎氏が口癖のように言っていた「日本のJAZZが面白い!」を実感したライブでもありました。

tshibuya : 2007/07/28 – 12:36:00 –
元パノニカ常連さん、先日はどうも。
「日本のJAZZが面白い!」はやや省略したいい方だと思いますが、その辺り、中山さんにゆっくり聞きたかったですね。
また静岡行きたいです。といっていればいつか実現するはず(笑)。そのときはまた。

●盛岡へ
2007/07/13 金曜日 – 11:08:49 by tshibuya

一週間前の今日は静岡だった。もう一週間過ぎたのか、とも思うしまだ一週間とも思うしずっと前のことだったようにも思える。で、明日は盛岡。
盛岡で隔月にライブをやっていて、という話は前もしたけれど、今回は石崎忍さん(as)といっしょで、昨日ちょっとだけ音合わせをしたけれど、相変わらずの若者ぶりでとても気持ちがいい。盛岡のみなさん楽しみにしていてくださいね。

盛岡の翌日(7/15)は新潟へ。新潟ジャズストリート。
昨年は、さがゆき、潮先郁男というメンバーだったけれど、今年は、金子マリ(vo)、石渡明廣(g)。これはあるようでなかった顔合わせだ。こちらも非常に楽しみ。

4 Responses – “盛岡へ”
あんべ : 2007/07/13 – 16:50:45 –
はい、楽しみに待っています。
明日の盛岡、天気は良くないけど、室内ですし(笑)

tshibuya : 2007/07/13 – 22:40:48 –
全国的に天気はよくないみたいですね。台風はまだのようですが。では、明日。

あんべ : 2007/07/16 – 16:40:02 –
盛岡では、素晴らしい演奏を聞かせてくださり
ありがとうございました。
新潟から無事に帰られましたでしょうか、心配です。

tshibuya : 2007/07/18 – 09:13:11 –
盛岡、楽しかった。
翌々日の地震は、いままでで一番大きく感じられた地震かも知れません。直後に街に出てみたらみんな何事もなかったように歩いている。う~ん、落ち着いたものだなぁ、とちょっと感心。隣の柏崎に比べて被害が小さかったからかしら。

●新潟ジャズストリート
2007/07/18 水曜日 – 10:33:18 by tshibuya

15日、盛岡から大宮まで行って、石渡明廣、金子マリさんと合流。新潟へ。
今日の会場は新潟国際情報大学のロビー。街のにぎやかなところにあるこぢんまりとしたいいところだ。この前さがさん、潮先さんときたのは1月で、なんだかずいぶん前のように思って、昨年もきましたがなんていって訂正された。盛況。
マリさんと二人のライブは何回もやっているけれど(ここでではない)、石渡さんがいっしょなのははじめて。無事に終わって打ち上げにおいしいお鮨をご馳走になる。新潟はお鮨がおいしい。

明けて16日。そろそろ集合時間だなと思っていたら地震。大きい。いままで経験した地震の中では一番大きいんじゃないか。収まって街に出てみるとみんな何事もなかったように歩いている。なるほど。こちらも何事もなかったように隣の吉野家で朝食を食べてホテルのロビーに戻ると被害の状況が刻々と放送されている。隣の柏崎が大変らしい。震源地もその辺り。
新潟駅に行ったら新幹線が止まっている。運転再開まで9時間だそうだ。ぼくとマリさんは5時から仕事があって、ぼくはともかくマリさんはなんとかしなくちゃいけない。といっても北陸自動車道は通行止めだし、レンタカーも既に出払っている。困って昨日のライブを企画してくれた越智さんに連絡したら、福島県の郡山まで車で送ってくれるという。地獄でホトケとはこのことだ。越智さんありがとう。
で、無事に東京に戻ってきました。あ、上越ジャズ倶楽部の一行で新潟に泊まった連中はどうやって帰ったんだろう。

4 Responses
torigen : 2007/07/18 – 17:20:55 –
そうか、渋谷さん新潟だったんですね(汗)。
この前の地震の時も新潟市内は殆ど大丈夫だったみたいですけど、揺れはキツかったでしょうね。
とにかくご無事、そしてマリさんも仕事に間に合ってホントに良かったですネ。
電話が通じて何よりでした。

越智@新潟国際情報大学 : 2007/07/18 – 18:32:19 –
新潟ではとてもよい演奏をしていただいて本当にありがとうございました……という御礼をメールか、ここへのコメントで書こうとしたら、すでにこちらへの丁寧な言葉があって恐縮してます。僕ら夫婦はドライブが好きなので、あれくらいの運転は苦ではありません。ただ渋谷さんたちを乗せていたので、特に妻のほうはいつも以上に事故らないよう気はつかっていたかもしれません。でも途中で喜多方ラーメンを食べたりして、楽しい時間でした。金子さんもライブに間にあったとのことで安心しました。ぜひ近いうちにまた新潟においでください。妻もよろしくと申しております。とりいそぎ、御礼まで。石渡さんにもよろしくお伝えください。

あんべ : 2007/07/18 – 21:48:55 –
状況を知って安心しました。
奥様も、心配したと思いますが、電話は通じましたか?
では次回の「200 Years Old Band」を楽しみに。

tshibuya : 2007/07/19 – 04:40:32 –
そうか、電話が通じなかったら大変ですね。そんなこと思いもしなかった。
越智さん、ありがとうございました。郡山までドライブができて楽しかったです(被災地の人たちには申し訳ないですが)。道路が通行止めになってなくてよかった。いろいろ運がよかったと思います。運転してくださった奥様にもよろしくお伝えください。

●週末は札幌
2007/07/19 木曜日 – 04:12:26 by tshibuya

ようやくといった感じで東京にたどり着き、17、18日はCMの仕事でスタジオに籠もりっきり。17日はピットインもあったから相当に働いた気がした。とはいえ、昔はこんなもんじゃなかったから働いたといっても大したことはない。
さて、週末は札幌だ。札幌シティジャズ、他。
他(スケジュール暫定版参照)、というところでは石渡さんとのduo。それから「ね.」のゲスト(遊びに行くわけですね)。遊びに行って弾くのは楽しい。責任がないから、…いや、ないわけじゃないけれど、そういうことを忘れるから楽しい。古澤さんのボコーダー付きシンセを弾く予定。
帰ったその足でこんどは黒磯で秋山一将さん(g)とのセッション。秋山さんといっしょにやるのはひさしぶりで、こちらも楽しみ。

2 Responses
志津花 : 2007/07/19 – 18:59:48 –
まあ、ボコーダーつきシンセですか!!!
それは楽しみです。
ipodに『月の鳥』もしっかり入れました。
JRのチケットも取って来たし、着々と準備は進んでいます。ふふふ。

tshibuya : 2007/07/20 – 00:45:23 –
月の鳥duoはレパートリーも増えてますます充実しています。ほんの2曲ですが(笑)。
ボコーダー付きシンセはそんなに大したものではありません。あ、いや、古澤さん、ありがとうございます。ボコーダーも使ってみたいのですが、メンバーの、あ、いや、古澤さんの賛成が得られるかどうか。ふふふ。

●今日のライブ
2007/07/19 木曜日 – 05:10:04 by tshibuya

週末のことを書く前に今日のことを書かなきゃ。
今日はラシェットで白崎映美さん(vo)といっしょです。白崎映美さんはご存じ上々颱風のボーカリストで、知り合ったのは上々颱風が古澤さんのプロデュースでアルバムを作ったころだから10年以上前になるのかな、この間ひさしぶりにグッドマンでやったらこれがすごくよかった。で、またやりましょうといっていたのが今日。
他のだれでもない映美ちゃんの歌。もちろん上々颱風で歌っている映美ちゃんともちょっと違うでしょう。ぜひお出かけください。

2 Responses
TAKA : 2007/07/20 – 11:11:53 –
昨夜ライブにお邪魔致しました、白崎さんのファンのようなもの(?)です。 
渋谷さんのソロと白崎さんの唄でとても充実したひとときを過ごせました。 ありがとうございました。 ライブの中で白崎さんとは15年位のお付き合いとか。 彼女の「青春」をずっと見守ってこられたことになりますね。 私も上々颱風のファンとして長い間白崎さんを見てきていますが、最近バンド活動以外に、昨夜のようにゲストの形やソロで歌う機会が増えており、嬉しく思っています。
 以前の彼女では考えられなかったことです。 あの発声というか、歌唱の時の雰囲気というか、とても得がたい個性だと思っており、今後も音楽に対して前向きの姿勢で取り組んでほしいものです。特に、渋谷さんとご一緒させて頂く時は、前回の高円寺の時もそうだったのですが、彼女側の程よい緊張感と渋谷さんのやさしい指導で、他の機会では見られないような輝きが随所に出て、観客としては本当に楽しみなセッションです。 本当にずうずうしいお願いですが、今後も是非昨夜のような機会をご提供下さい。

tshibuya : 2007/07/20 – 12:32:51 –
TAKAさん、コメントありがとうございます。昨日はお客さんが少なくて残念だった気もしますが、それでもTAKAさんのような熱心なファンがいてくれてうれしい限りです。
映美ちゃんはほんとに独自の個性ですね。上手だとか下手だとか好きだとか嫌いだとかそういうこととは関係なく、歌を歌うというそのこと自体に魅力を感じるのは得がたい経験です。ぜひ、またいっしょにやりたい。

●黒磯グランボア
2007/07/28 土曜日 – 08:13:23 by tshibuya

帰ってきました。札幌三日間のことはあとでまた書くとして、26日は那須塩原の黒磯で秋山一将さん(g)とセッション。
グランボアは二つあって、黒磯駅近くにあるレストランと週末だけやっているらしいスペース(これがなかなかいい)、両方とも「グランボア」。同じ人が経営しています。演奏したのはあとの方の「グランボア」で、メンバーはこちらに在住の福島さん(ds)、阿部さん(b)、それに秋山さんとぼくの4人。満員のお客さんで盛況。
会場でなつかしい人に会った。神成芳彦さん(mixer)。昔アオイスタジオにいてその後長くヤマハにいた、というより、TBMで数々の名録音を残したあの神成さんだ。いま那須塩原のインターチェンジの近くで「雷庵」というスタジオをやっているらしい。当然、昔話に花が咲きます。
翌日は秋山さんおすすめのとんかつを食べに。秋山さんは日本一というけれど、さあ、それはどうかなぁ(笑)。もちろんまずいはずはないけれど。ビールとお酒を飲んで新幹線に間に合うように店を出る。
そうそう、朝、黒磯の駅前の喫茶店でアイスコーヒーを飲んだら、これが信じられないくらいおいしかった。店の名前は忘れました。

●札幌シティジャズ
2007/07/29 日曜日 – 16:25:27 by tshibuya

札幌シティジャズ。7/21から8/5まで街のあちらこちらの会場で行われるジャズフェスティバル。主な会場は中島公園に設営されたテント。
7/21、22のテントは昨年の盤渓ジャズフェスティバルの有志が企画したもので、出演者はリンクを見てもらうとして、この両日が一番ジャズというに相応しい内容だった。
22日。会場に着いて、リハーサルのためステージに上ってびっくり。客席は黒いテーブルクロスをかけた丸いテーブル、キャンドルライトなんかも置いてある。
う~ん、ここはブルーノートの出店か、なんて思ったり(笑)。
そういえば、飲物も食べものも高い。もちろん持ち込み禁止だからそれを買う他ないわけで、これではなんのためのだれのためのジャズフェスだかわからない。
ジャズを聴こうと思うことがブルーノートやスイートベイジルに行くことと同義ではどうしようもない。しかし世の中、確実にそうなって行くんだろうな、この主催者が考えているように。
PAがひどかった。なにもいいたくないくらい。テントの内側に映写される映像も安っぽいキャバレーのミラーボールの域を出ない。これでは末端の現場で働いている人たちが可哀相だ。
渋谷石渡duoで4曲、峰さんと本田珠也が加わって2曲、計6曲を演奏。翌23日は関連のライブで、盤渓スキー場の近くにあるL.I.Bギャラリーでバーベキュー付きライブ。同じく渋谷石渡duo。涼しくて気持ちがいい。早い時間に終わったので「くう」に松風鉱一さんのグループを聴きに行く。
25日。ZIPPY HALLでMULL HOUSE、古澤さんの「ね.」のライブ。ゲストに外山明、上村勝正、かわいしのぶ。他に前座で大口純一郎とぼくのsolo。「ね.」に入っていっしょに遊んだ。やっとこころ落ち着く。

6 Responses
みか : 2007/07/30 – 11:30:47 –
渋谷さん、一緒に遊べて嬉しかったです。
ただ、本番で勢い余って「こんにちわ~♪」の「こん」を
歌ってしまったことが悔しかったのですが、アンコールで
リベンジできて良かったです。(o^∇^o)ノ
おかげさまでとっても楽しいライブでした。
どうもありがとうございました。

tshibuya : 2007/07/30 – 12:06:00 –
「ね.」は楽しいですね。
あ、「こん」歌っちゃったんですか。全然わからなかった。なにしろああいう経験ははじめてだったので上がっちゃって(笑)。
また参加させてください。
そうそう、三鷹駅で札幌帰りの福島くんにパッタリ会いました。

勝子 : 2007/07/30 – 15:47:51 –
ゆずれるものとゆずれないものがあって、いやそこだけでもいいと思っている部分が何もなされていないような、そんなイベントでした。おかしなもので、あの会場で観客は満員のソウルドアウト状態、大成功と皆に言われ、またやってくださいと言われますが、私の心はしずむ一方です。答えは、簡単なんだけどね。
お疲れ様でした。それでは、また。

ぽんこ : 2007/07/30 – 22:28:19 –
札幌はどうもお疲れ様でした!
ジッピーの高田です。ブログではたぬきのぽんこで通ってます。
渋谷さんのブログを、一寸覗きに来たら、ぽんこのぶろぐとほとんど同じ事が書いてあって、やはりな~と思いました。
PAも私が居ながらお役に立てなかった事が悔しいです!
ジッピーホールが無くならない内にお呼びしたいと心掛けて居ります。どうぞ宜しく!

tshibuya : 2007/07/31 – 09:49:42 –
勝子さん、ほんと、おつかれさまでした。
まだ終わっていない札幌ジャズシティの総括などできませんが、よくあるジャズフェスに感じる意識の低さを札幌ジャズシティにも感じないわけにはいきませんでした。
それならそれに徹底すればいいのにね、とも思いますが、そんな器量もないというのが実際のところでしょう。
盤渓ジャズフェスティバルの参加が救いでした。これがなかったら札幌ジャズシティは悲惨なものになった。ということだけでも参加した意義はあります。こころは沈む一方なんていわないで、またがんばりましょう!

tshibuya : 2007/07/31 – 10:05:03 –
高田さん、おつかれさまでした。
いや、高田さんが現場にいてくれてよかった。いなければPAの人と喧嘩になった(笑)。しかしなんであんなに意志の疎通がままならないんでしょうね。不思議。
ジッピーホールは無くさないでくださいね。無くなったら泣きます。協力、惜しみません。

—–2007/08

●今日はドルフィーで
2007/08/02 木曜日 – 10:07:42 by tshibuya

今日はドルフィーで坂井紅介さん(b)とduo。ゲストに清水秀子さん(vo)。
紅介さんとは最近Keiko Leeさんのところでいっしょになることが多いけれど、以前は大野えりさんのセッションなどでよくいっしょにやった。しかし、二人でというのは記憶がないからはじめてかも知れない。
堅実で、しかしそれだけではない、非常に柔軟性のある紅介さんのベースはすばらしいもので、5月にKeiko Leeさんといっしょにやったとき、こんどいっしょにやろうね、といっていたのが早速実現した。
今日はゲストが清水さんだから安心していられる。というのも変な話だけれど、この安心していられるというのが、ただ音楽をするときに大事だと思っている。
しかしドルフィーに行くときはいつも雨だなぁ。夕方雨が上がっていればいいけど。

2 Responses
にゃんとも(うさ子) : 2007/08/03 – 18:26:54 –
昨日はじめてドルフィーにお邪魔した者です。
昨年からDEKOさんにヴォーカルを教えていただいていて、子供の頃以来、ピアノと一緒に大きな声で歌えるのが楽しくて仕方なく、生演奏も聴きたくて仕方ない毎日です。
そんなある日、吉祥寺のサムタイムで渋谷さんのピアノに出会って、よく分からないのですが、なぜかすごく懐かしい気持ちになって(ジャズよりも、子供の頃、先生の家で習ったピアノを思い出したというか、やさしくて楽しい気持ちになったのです)昨日は桜木町を訪ねていったのでした。
すごく近くでピアノを聴けて、最後はたくさんお話しもして頂いて、すごく感激しました。
家に帰って、インターネットで渋谷さんのお名前を探したら、あんなに普通にお話ししたことが信じられない!とオロオロしてしまったのですが、失礼な発言が多々あったこと、心からお詫びいたします。すみませんでした・・・
でもまたきっと、ライブにお邪魔します!
次は、西荻窪をねらってみたいです。
そしてまた、ギネスビールをご一緒したいです!!
今後とも、どうかよろしくお願い致します。

tshibuya : 2007/08/03 – 23:17:14 –
昨日はそんなに話をしたのかしら(したようなしないような)。おそらく酔いが回って気持ちよかったんでしょう。話したこと、ほんとにしないように(笑)。
西荻窪、アケタの店にもぜひお出かけください。残念ながらアケタにギネスはありませんが。

●ビッグアップル
2007/08/09 木曜日 – 07:47:48 by tshibuya

神戸のビッグアップルにはじめて行ったのはもう何年前になるのだろう。10年? いや、もっと前、大阪の岸田くんと知り合ったり、まだ大阪にいた芳垣安洋さん(ds)とはじめていっしょにやったころだから12年くらい前になるのか。
8月4日はsolo、6日は平田王子さん(vo)がゲスト。平田さんとのセッションはレコーディングしました。
ビッグアップルでライブ盤を作りたいという気持ちは前からあって、その一弾が平田さんとの、というわけで、録音はビッグアップルのマスターの近藤さん、MIXは自分でやろうと思っているけれど、これはやってみなければわからない。手に負えなくてだれかに頼むということもあり得る。もっとも人にできて自分にできないわけはないだろう、という気もしている。この素人が(笑)。
で、いろいろ反省することもあって、秋にまたつづきをやろうと計画中。

●MR-1
2007/08/10 金曜日 – 07:49:36 by tshibuya

.

KORGのMR-1を買った。ご存じ、1ビット録音のモバイルレコーダー。
先に発売されたローランドのR-09の評判がいいので、どちらにしようか迷ったけれど、R-09を買えばMR-1が気になってしょうがないだろ持っているR-09じゃ面白くない、というひねくれた精神もあってMR-1にした。このところライブに持ち歩いてなんでもかんでも録音している。持っていても使わないのでは持っていないのと同じで、そうならないためには使うに限る。
しかし問題もあって、自分の演奏をあとで聴くのはちっとも面白くないのだ。自分の嫌なところが増幅されて聞こえてきて聴いていられない。それさえなければなにも問題ないわけだけれど、これはそういう音が録れるようになるのとは別の問題のような気もして、しかし、いつかそういう音で聞こえてくるかも知れないその日まで使いたいものだと思う。いまのところは。

3 Responses
torigen : 2007/08/11 – 05:57:52 –
1ビットですか?
新し物好きとしては触手が…ですが、これって観客がライヴ会場で持ってるとヤバいですよネ?爆。
どの程度?の音が録れるのか興味シンシンであります。

tshibuya : 2007/08/11 – 09:39:35 –
torigenさん、おひさしぶりです。
ぼくも新しもの好きなんです。で、物欲にも弱い。困ったもんだ。
どの程度の音が録れるかまだわからないんですが、サンプルでついてくるファイルの音はすごくいいです。きっといいマイクを使っていい条件で録っているのでしょう。そういう条件が満たせるならかなりいい音で録れそうです。

torigen : 2007/08/11 – 11:55:07 –
渋谷さんが良いとおっしゃるのだから、そのサンプルはオーケーなんでしょうね、わはは。
最近の機器はマイクも録音部も非常に良くなってますものネ。あとはヤッパ“場”でしょうか?
先日、大阪までblogのリンク仲間のLive に行って来たのですが、(chi-B & masta.Gと言います)その店のPAが素晴らしくって、彼らの日頃の努力を実の有るものにしてくれたって、そんな感じがしました。
あっ、渋谷さんはその日ビッグアップルだった筈…(汗)
次のat京都、楽しみにしてますです!わはは。

●お休み
2007/08/13 月曜日 – 08:53:42 by tshibuya

お盆休みと重なってこちらも今日から三日間お休みです。
ライブがなければお休みっていうのも乱暴な話だけれど、取り合えず手帳になにも書いてなければこれがすなわち休日で、しかしすることはたくさんある。6月はじめに録音したsoloのアルバム化に進展があり、12月ころには発売になるかも知れない。ピアノソロは20年くらい前にアケタズデスクから「渋やん」、6、7年前に徳間ジャパンから「Afternoon」を出して以来だから、自分がどう変わっているか自分でも興味がある。まあ、「変われば変わるほど同じ」という言葉もあるからあまり変わってないのかも知れないけど。
松本治さん(tb)とのduoも録音は終わっていて、こちらはすぐにでもCD化できるはずなのに、まとまった時間がなかなか取れない。で、進行が止まっている。この休みで少しでも進めばいいのだけれど。

3 Responses
moose : 2007/08/13 – 09:47:55 –
渋谷さん、こんにちは。ところで「渋やん」はまだどこかで入手可能なものなのでしょうか?

tshibuya : 2007/08/13 – 13:15:50 –
mooseさん、こんにちは。暑いですね。ふうふういってます。
「渋やん」はアケタズディスクから出ているので連絡してみたらどうでしょう。
多分まだあるはずですよ。そんなに売れるようなものじゃないと思うんで(笑)。
アケタズディスク http://www.aketa.org/disk.html

moose : 2007/08/13 – 22:44:35 –
そうですね、本当に暑くて、私もひいひいいっています。
CDの件、情報ありがとうございます。早速発注させていただきます。新作ももちろん楽しみにしています。

●GH9
2007/08/16 木曜日 – 00:45:19 by tshibuya

明日はひさしぶりに上野のGH9。鈴木道子(vo)、渡辺文男(ds)。ベースは予定していた小杉敏さんが急にできなくなって望月英明さんがくる。
文男ちゃんと望月さんというのはめずらしい顔合わせだ。やっている場所が違うからめずらしいのは当然だけれど、めずらしいという以上に、これがどんなふうになるんだろうと興味津々。また、道っちゃんの歌に望月さんのベースはどう聞こえてくるのか。
明日も暑いだろうな。夏は暑い暑いといって過ごすのが毎年のことだけれど、今年は特に暑い。暑いときはジャズだ(理由なし)。

2 Responses
森田孝一郎 : 2007/08/21 – 08:59:31 –
10月の九州ツアー、楽しみです。
鹿児島>都城とお供いたします。

tshibuya : 2007/08/21 – 10:26:17 –
森田さん、元気そうですね。
10月よろしくお願いします。つい先日、岩下さんと電話で話しましたが、中山さんも元気そうでなによりです。
中山さんが倒れる前に、さがさんに送った手紙に、「こういうCDを作ってほしい」という、いってみれば中山さんの夢が書いてあったのですが、それを実現すべくいま準備中です。詳細決まったら知らせますね。
みなさんによろしく。

●明日はオーケストラ
2007/08/17 金曜日 – 12:55:20 by tshibuya

このところスケジュールが合わなくてなかなかできないオーケストラ、今月は明日18日ピットインです。
と書いたらもう書くことがなくなった(笑)。それも当然で、なにか特別の意図を持って音楽をやるわけではないので、こんどはこういうことをやります、というようなことは元々なにもないのが音楽で、と話が逸れていくのは毎度のことだけれど、明日も「今日一日楽しく過ごす」ということに専念したい。
しかしこのところ新しい曲を全然書いてないなぁ。CDも「ずっと西荻」から作っていない。特別の意図などなくてもいいから少しこちらにも力を入れなくては。オーケストラも20年を超えた。いっしょにやってきたメンバー、その他、協力してくれた方々には本当に感謝しています。というか、ただただうれしい。願わくばこれがずっとつづきますように。

4 Responses
森田孝一郎 : 2007/08/21 – 09:02:52 –
旧新ピでの月例ライブのころ、毎月通ってましたね。それで曲を覚えました。
偉大なり!グレートタイプ!

tshibuya : 2007/08/21 – 10:37:43 –
そうそう、渋谷オーケストラは旧ピットインではじめての演奏をしたのでした。
武田和命さんの亡くなった日もピットインだったし、追悼ライブもピットインでやった。閉店のときは最後の演奏をしてめちゃくちゃに酔っぱらいました(笑)。
そのころからだから森田さんも長いね。

mikizu : 2007/08/21 – 10:42:03 –
18日のピットイン、久しぶりのオケだ~!と楽しみにしていたのですが仕事の都合で伺えず残念でした。
だけども変わらずのオケだったのでしょうね~、いや、変わらずのちょっと変化球投げたりのライヴだったのでは。
そうですかー、20年になるのですね、私も聴き始めて10年近くなるんだなー、8年だったかまぁ年数はさておき、ホーム グランド アケタライヴCDを出される前でしたね。
これからもずっとずっと続きますように。

tshibuya : 2007/08/21 – 11:50:39 –
mikizuさん、こんどのオーケストラは10月です。ぜひお出かけください。
継続は力なり、なんて言葉はまったく信用していませんが、20年というと感無量の感じがしないでもなし、です。

●中山信一郎さんの夢
2007/08/21 火曜日 – 13:35:35 by tshibuya

鹿児島の中山信一郎さんが病に倒れる前、さがゆきさん(vo)に送った手紙の中に、「こういうアルバムができたらいいなぁ」という冗談とも本気ともつかないことが書いてあって、それは中山さんがジャズに興味を持ったころの曲の数々、そういう曲で一枚作ってほしい、という内容で、「夢ですが」という言葉で終わっている。どうやら手紙を書いているうちに興奮してきている様子が窺えて、そんな中山さんを想像するとなんだかこちらもうれしくなってくる。
そのころの曲といっても、いまから見るとジャズというよりポップスといっていい曲がほとんどだけれど、世間ではそういう曲もすべてジャズといっていた時代だからこれをジャズといっても間違いではない。もう少し正確に書けば、そのころのというより、中山信一郎個人にとってのなつかしい曲の数々、といった方がいいのかも知れない。
で、その内容でアルバムを作ってみようと思い立って一年、やっと実現の道が見えてきた。発起人は、さがゆき、渋谷毅、森山浩志(森山さんについては森山浩志さんと話すを見てください)。
メンバーは、さがゆき(vo)、潮先郁男(g)、渋谷毅(p)の3人。実は昨年の終わりごろからライブで秘かにそういう曲も織り交ぜて演奏しているのだ。録音は11月の終わりか12月のはじめ。でき上がるのは来年の3月か4月か。さて、どんなのができるんだろう。

3 Responses – “中山信一郎さんの夢”
森田孝一郎 : 2007/08/21 – 22:52:13 –
森山さんから中山さんに送ってきた映像メッセージDVDに
「こんど、おまえの好きな曲をまとめるから、元気で待ってろよ」
みたいなことおっしゃられてました。
これだったんですね。
夢がかなうんですね。
喜ぶ顔が目に浮かびます。

tshibuya : 2007/08/22 – 11:33:23 –
ふふ、森山さんらしいいい方だなぁ。
中山さんと森山さんは何回も電話でああでもないこうでもないと話していたらしい。さがさんへの手紙も、ぼくに伝わるよう周到に書かれていて、かなり本気だったんじゃないかと思います。
鹿児島の友だち連中にもいろいろ協力してもらう必要がありそうです。よろしくね。

ARUMA : 2007/09/15 – 14:03:31 –
夢が本当になる・・・って最高にステキなこと♪
中山さ~ん、元気で待っててよ~♪

●月の鳥duo
2007/08/23 木曜日 – 09:23:37 by tshibuya

もう面倒なので石渡明廣・渋谷毅duoは勝手に「月の鳥duo」とすることにしました(笑)。今日は相模大野「ラシェット」で。
ラシェットでこのduoは似合わないというような感じがしていたけれど、いや、そうじゃなくてほんとはすごく似合うというような気もしてきて、考えれば考えるほどぴったりという気がしてきた。
今日は二人だけれど、このduoにゲストを呼んで演奏するのも楽しい。来月7日(金)はアケタの店で外山明さん(ds)。また、これは今村祐司Gだけれど、9月9日(日)のメンバーは今村祐司(perc)、上村勝正(b)、本田珠也(ds)、石渡、渋谷で、月の鳥duoに3人のゲストを呼んだと考えることもできる。そんなことをいったらオーケストラは7人のゲストを呼んだのと同じことになってしまうけど(笑)。これもアケタの店。
月の鳥duoはほぼ月に一回やっています。みなさんお出かけください。

●富樫雅彦さんが
2007/08/24 金曜日 – 00:08:55 by tshibuya

亡くなったと連絡があった。富樫さんはぼくより一つくらい若かったかも知れないけれど、ぼくよりずっと先輩で、ぼくがピアノを弾きはじめたころはもう一流のプレイヤーだった。彼の演奏はすばらしいもので、それについてはこれからいろいろな人が論評するだろうからそれを読んでもらうとして、最後に会ったのはいつだったか、もう5年は経っていると思う。もっと経っているかも知れない。遊びに行くといつも話が長くなって、帰るといっても、まだいいだろうといってなかなか帰してくれない。新しく作った曲を見せてくれたり、昔のお気に入りのダンスミュージックを聴かせてくれたり、と。いっしょに演奏することはほとんどなかったけれど、でも、つき合いは長かった。今村祐司さんと「こんどいっしょに富樫のところに行こう」と話していたのに。
富樫さん、さようなら。

2 Responses – “富樫雅彦さんが”
森田孝一郎 : 2007/08/24 – 09:06:56 –
富樫さん
旧新ピでかぶりつきでその雄姿を凝視していました。
先月、山下さんがこちらにいらして一緒に中山さんの見舞いにお連れした際、富樫さんの容態について話されておられました。
マックス・ローチ先生が逝き、富樫さんまで・・・
心よりご冥福を祈ります。
ドラムが叩きたい。

tshibuya : 2007/08/24 – 10:20:38 –
ほんとに残念ですね。富樫さんみたいな人はもう現れないだろうなぁ…。

●松倉如子さん
2007/08/25 土曜日 – 08:35:47 by tshibuya

昨日のグッドマンのゲストは松倉如子さん(vo)。何ヶ月か前にアケタの店(夜中)のソロのときある人から紹介されて、じゃ、こんどいっしょにやりましょう、ということで実現したのが昨日のライブ。満員(といってもグッドマンだから20人くらい)。はじめてやってこんなにお客さんがきたのは二階堂和美さん以来だ。
素敵な曲の数々。どうやって曲を作っているのかわからないけれど、CDでは渡辺勝さん(p、g)が全曲つき合っているので、勝さんのサポートがあって具体化されたものと想像している。曲のアイデアにちょっと変わったところがあってそれがとってもいい。
しかし二階堂さんといい、松倉さんといい、大阪のクミちゃんといい、みんないい曲を書くなぁ。

2 Responses
torigen : 2007/08/26 – 06:24:49 –
富樫さん、新聞で訃報を知りました。まだまだこれから聴きたい人のリストに入ってたのに…残念です。
渋谷さんが「素敵な曲」とおっしゃる松倉さん、関西へは来られることあるのでしょうか?そういう意味ではやっぱり東京は良いですよネ(汗)。
火曜日はアコギの宮野さんが京都に来るんで、20数年振りに会いに行ってきます。お互いどれだけオジサンになったか確認しに…わはは。

tshibuya : 2007/08/26 – 10:10:13 –
残念ながら松倉さんと関西方面はいまのところありません。彼女は京都の大学に行ってたので京都は縁がないわけじゃない、そのうちいっしょに行けるかも知れません。いや、ぼくといっしょじゃなければ11/26(月)磔磔があるようです。
宮野さんと20数年ぶりに会う。それはすごいなぁ。そのくらいになるとちょっと怖かったり、ってことある?

●昨日のなってるハウスと今日のアケタ
2007/08/28 火曜日 – 09:14:32 by tshibuya

昨日のなってるハウスは、かわいしのぶさん(b、vo、etc)と二人で、昔作った曲の数々、かわいさんのオリジナルなどを演奏した。この前やったときは、うつみようこさん(vo)、柴草玲さん(vo、key)、外山明さん(ds、vo)、とにぎやかだったけれど、今回は二人だから少し落ち着いた感じになるかと思ってたら、そうでもなく、相変わらずのかわいしのぶ的世界で楽しい一夜になった。
かわいさんは石渡明廣(g)の「マゼランⅢ」に参加したり、長見順さん(vo、g)とセッションを重ねたり、と、本来はロック~ブルースの方に重心がある人だけど、昨日のような普通の歌(笑)を歌っても魅力的だ。客席に秋山一将さん、上村勝正さん、藤ノ木みかさん。やる前は不安でしょうがなかったけど顔を見て落ち着いた。
さて、今日はアケタの店で、さがゆきさん(vo)、潮先郁男さん(g)といっしょだ。さがさんもアケタの店はひさしぶりのようだし、潮先さんはなんとはじめて。
潮先さんはスイングの人たちとの活動が長かったから、ピットインとかアケタの店などには縁がなかった。大先輩をこんなところに(ん?)誘っていいものかどうか。

11 Responses
みか : 2007/08/28 – 13:45:03 –
昨日のなってるハウス、本当によかったです。
大勢でやるのもいいのだろうけど、2人でやるのも
1年にいっぺんとかじゃなくって、頻繁にやってください。
渋谷さんの弾き語りを見て、(秋山さんに先に言われちゃったけど)
私も、「なんかジョビンみたいだな~」と思いました。

tshibuya : 2007/08/29 – 01:29:07 –
あ、これっておほめの言葉と受け取っていいんでしょうか(笑)。
秋山さんから心やさしいメールももらったし、自信を深めていたところです(うそうそ)。
こんど、みかちゃん、いっしょうにやりましょうね。

みか : 2007/08/29 – 09:16:50 –
一緒に歌いたいと思ってました。
ありがとうございます。いつでも誘って下さい。(o^∇^o)ノ

tshibuya : 2007/08/29 – 09:37:14 –
みかちゃん、じゃ、12月にでもやりましょう。
なってるハウスの12月はいつも特別企画(というほどのものじゃないけど)で2daysをやったりするので、あの、めちゃくちゃやっても許されるんじゃないかと思います。そんな理屈が成り立つかどうかわかりませんが(笑)。
石渡さんの「マゼランⅢ」と対バンなんてのもいいなぁ。しのぶちゃん、出ずっぱりになっちゃうけど。ふふふ。

asianimprov : 2007/08/29 – 18:30:40 –
「なんかジョビンみたいだな~」と思いました。
・・って、これはやはり誉めすぎでは。(爆笑)

Ikegami : 2007/08/30 – 00:36:58 –
>めちゃくちゃやっても許されるんじゃないかと思います。
ってことは、みかちゃんとやるとめちゃくちゃになる、と予想されてるんでしょうか?
慌てて、「そういう意味じゃなくて・・・」とかいうレスを書いてる渋谷さんが目に浮びます。
ブログで出演決定なんて、さすがピアノも弾けて、無線のモールス信号も打てて、PCにも詳しい○拍子揃った神様ですねえ!

tshibuya : 2007/08/30 – 09:56:08 –
あ、なるほど。そう読むのが普通かな~。Ikegamiさん芸が細かい(意味不明)。
近々メール差し上げるので読んでくださいね。

torigen : 2007/09/02 – 05:57:45 –
うわぁ、濃いなぁ…
そっか、ジョビンみたいな渋谷さんも聴いてみたいデス。わはは。最近、こちらでLiveを観ていると渋谷さんのピアノに合わせたらどうなるんだろ?ばかり考えてしまう今日この頃です(汗)。

tshibuya : 2007/09/02 – 09:54:03 –
torigenさん、じゃ、こんど京都でやろうかな~。実は昔RAGの近くのバーで一度やったことがあるんです。それがはじめて。だから京都は本場です(笑)。このところこういうあまり立派じゃない素人芸にのめり込んでいる私(またIk
egamiさんになんかいわれそう)。迷惑する人もしない人もいる、当然。わはは。

Ikegami : 2007/09/03 – 09:00:53 –
はい、なんか言います!
ぼくはブラジル音楽の楽しさ、素晴らしさは「整った鼻歌」だからだ、と思っています。ジョビンはその代表。
だから渋谷さんの芸が「ジョビン」みたいという指摘は正しい!
ぼくは一度だけ渋谷さんがステージの上で踊ったのを見たことがありますが、あれもなかなかでしたよ。
どうでしょう、今年後半のテーマ、『歌って踊れるピアニスト』っていうのは。

tshibuya : 2007/09/03 – 15:01:46 –
Ikegamiさん、「ぼくはブラジル音楽の楽しさ、素晴らしさは「整った鼻歌」だからだ、と思っています」というのはbossa novaの場合に限ってですか。
まったくああいう歌い方でジャンルを確立したっていうのはすごいですね。パーカーと同じで、個性が技術化してく行く見本のようなものです。
と、妙に真面目ですが(笑)、
実は、豚もおだてりゃ木に登る(だっけ)っていうのはぼくのことをいわれているようで気にしてたところです。でも「歌って踊れるピアニスト」はちょっとな~。いくら「歌って踊れてキーボードも弾けてドラムも叩ける」古澤さんというお手本があっても。

●9月のすぺいん倶楽部
2007/08/28 火曜日 – 10:00:54 by tshibuya

盛岡すぺいん倶楽部での「渋谷毅の世界」という大げさなタイトルのライブもこんどで9回目だ。
いままでにきてもらったゲストのみなさんを紹介すると、
2006/4/15  さがゆき(vo)
2006/6/17  中牟礼貞則(g)
2006/8/20  エッセンシャル・エリントン+林栄一、清水秀子
2006/10/21 鈴木道子(vo)
2006/12/16 小川美潮(vo)、金子マリ(vo)
2007/2/17  石渡明廣(g)
2007/5/12  平田王子(vo、g)
2007/7/14  石崎忍(as)

で、9月(8日)のゲストは、潮先郁男さん(g)と原田忠幸さん(bs)。
潮先さんはこのところよくいっしょにやっているけれど、原田さんと(ちゃんと)いっしょにやるのははじめてじゃないか。昔ピアノをはじめたころ、内幸町にマヌエラというナイトクラブがあって、そこにウエストライナーズというバンドが出演していた。原田さんはそこでバリトンを吹いていて、ピアノの前田憲男さんがアレンジの仕事で忙しいときなどよくトラで行った。40年以上前のことだ。
今回のテーマは(って、いつもテーマがあるわけではない)、先輩といっしょにやる、だ(笑)。3人の年齢を足すと200才! だからどうした、といってしまえばそれまでの話だけれど。
当日、ぼくは一番の若造です。よろしくね。

●石渡明廣MMS
2007/08/31 金曜日 – 10:42:02 by tshibuya

新宿ピットインに石渡明廣MMSを聴きに行く。MMSとは、石渡明廣のMull House、マゼランⅢ、というグループと、映像のSALさんの略だ。
Mull Houseの外山さんはいわずもがな、マゼランⅢ(かわいしのぶ、湊雅史)の湊くんのドラムが気持ちいい。
満員のお客さん(中には遠くからきてくれた人も)。ミュージシャンが多い。弾いてく? っていわれたけど、さすがにこんなタイトなバンドの中でいっしょにやる元気はない(笑)。
また聴きに行きたい。個人的には旧Mull Mouseも復活してほしいなぁ。

—–2007/09

●soloのCD
2007/09/01 土曜日 – 01:06:43 by tshibuya

8/13にちょっと紹介したsoloのCD、12月の完成発売が決まりました。もう手をはなれています。とはいえ、プロデューサーの望月由美さんはこれからマスタリング、タイトル、ジャケット、ライナーノート、などまだまだ作業が残っている。
ごくろうさま。マスタリングはぼくもつき合いますが実際にすることはなにもない。なんとか年内にできて一安心。よかった。内容は、
いままでアケタの店(夜中)などでやってきた曲と、前から気になっていた曲など計14曲。2枚(2枚組ではなく)で出るはずです。
年内はレコーディングの予定があと二つ。こちらは来年の3月か4月に完成の予定。その前に松本治さん(tb)とのduoを仕上げなくては。

4 Responses
asianimprov : 2007/09/07 – 20:16:45 –
二枚組ではない・・ということは、ソロ・アルバムが二種類同時に発売ということなんですか?
そいつぁ剛気だ!

tshibuya : 2007/09/08 – 00:28:33 –
ほんと、不思議ですねぇ。
1枚で収まらないのなら、2枚組で、というのが常識的な考えですが、じゃなくて1枚1枚出す(同時に)。で、1枚1500円。
う~ん、なにかレコード会社の方に思惑があるような…ないような。あの、ぼくは2枚組でも1枚1枚でもどちらでもいいんですが(笑)。

asianimprov : 2007/09/09 – 20:11:42 –
うーん。定価を下げて「値ごろ感」を出す作戦でしょうか?
「1,500円なら、とりあえず1枚買ってみようか・・」という消費者心理を想定しているのか?
1枚に14曲で、2枚で28曲ですか?

tshibuya : 2007/09/10 – 08:20:05 –
1枚に14曲なんてことはないですよ。1枚に7曲。28曲もあったら3枚組だぁ。でも、一日で録っちゃったんですからすごいでしょ。プレイバックは最初のテストだけ。あとは最後まで聴かなかった。時間がもったいないから(笑)。

●つるべおとし
2007/09/04 火曜日 – 22:17:00 by tshibuya

釣瓶落とし、といっても若い人は知らないかも知れないけど、昔、井戸っていうのがあって、それを縄のついた桶で…と、説明するのも馬鹿らしいので省略しますが、とにかく、その「つるべおとし」というタイトルの曲を何十年か前に作って(作詞はかの松本隆)、それがお蔵入りしてたのが晴れて日の目を見ることになった。ばんざ~い!
幸せは釣瓶落とし 街は秋の色ね
まあ、18、9の新人歌手のデビュー曲に「つるべおとし」ってタイトルはない気もするからお蔵入りも当然だったかも知れない。

10月10日発売、二階堂和美さんの「ハミング・スイッチ」というアルバムに収録。詳細はこちらから。
早く聴きたい。

7 Responses
志津花 : 2007/09/05 – 01:30:21 –
まあ、それはみんなに知らせなくては。
去年の打ち上げで歌って下さったの、けっこうみんな気に入っておぼえてるんです(笑)

tshibuya : 2007/09/05 – 07:31:45 –
帯広でもやりましたか。まったくしょうがないですね(笑)。
ということで、よろしくお願いします。

moose : 2007/09/06 – 15:16:39 –
渋谷さん、こんにちは。
実は先日こちらのプロモ盤をある正当なルートから入手できたので、「つるべおとし」試聴させていただきました。これからの季節にぴったりな本当に素敵な曲ですね。このピアノを弾いているのは渋谷さんなのでしょうか。

tshibuya : 2007/09/07 – 06:47:24 –
mooseさん、早いですね。
え~、ピアノとオルガンはぼくが弾いています。ドラムは外山明さんです。こんど二階堂さんと東京、名古屋、大阪、広島と廻るのでライブでも聴くことができるでしょう。

moose : 2007/09/07 – 11:41:12 –
11月に東京でライヴがあるそうで、是非行きたいと思っております。楽しみにしてます。

森田孝一郎 : 2007/09/13 – 08:47:06 –
あれは、渋谷さんが酔っ払ってうたうものだとばかり思ってました。。
そしてひょーどーさんが手をたたいて喜ぶの図。

tshibuya : 2007/09/13 – 09:29:50 –
ふふ。鹿児島でもやってるのか(当然といえば当然)。
あ、兵働さんてこういうの好きなんだ。信じられない。それともぼくが歌うのが好きなのかな(笑)。
別件で用事あり。メールします。

●9/8 盛岡すぺいん倶楽部
2007/09/10 月曜日 – 08:52:53 by tshibuya

行ってきました。200才セッション at 盛岡すぺいん倶楽部。これは潮先郁男(g)、原田忠幸(bs)、ぼくの3人の年齢を足すと200才という意味です。
原田忠幸さんのバリトンはスムーズでよく歌う。さすがだ。…あ、昔、宮澤昭さん(ts)のアルバムのライナーノーツに「宮澤のテナーはよく歌う」と書いてあって、それを読んだある人が「へ~、宮澤さんって歌も歌うんだ」といったのを憶えているけれど、もちろんそういう意味ではありません。原田さんはぼくより3才上。ぼくがピアノをはじめたころは既に一流のプレイヤーだった。いっしょにやるのは45年ぶりくらい、か。潮先さんはさらに3才上。

いろいろ昔話をして新発見もあったけれど、ぼくはほとんど聞き役で、昔話となればご両人にかなわない。
ジャズのセッションはこういうだれとでもリハーサルなしでできるのがいいところだ。もちろん細かい感覚の違いはあるけれど、しかしそういうことは慣れの問題ともいえて、それに慣れても慣れなくてもいっしょに楽しめることに変わりはない。
こういうベテランの人たちとのセッションはまたやってみたいなぁ。

2 Responses
あんべ : 2007/09/10 – 09:09:07 –
素晴らしいセッションを楽しませていただきました。
ありがとうございます。
黒江(文)吉田(写真)あんべ(編集)の合作報告を
IJCのBBSに載せました。

tshibuya : 2007/09/10 – 13:09:38 –
写真見ました。楽しかったですね。ベテランというのは独特の味があります。またなにか考えようかな。

●ジョー・ザビヌル
2007/09/12 水曜日 – 10:09:19 by tshibuya

今朝の新聞を見たらジョー・ザビヌルが亡くなったと出ていた。キャノンボール・アダレイのグループでボビー・ティモンズのあとに入ったのがジョー・ザビヌルだった(間にだれかいるかも知れないけど)。ボビー・ティモンズの泥臭いピアノとはちょっと違う線の細いピアノだったけれど、独特のファンキーな感じがあって、Mercy,Mercy,Mercy(ザビヌル作)などは大ヒットした。でも、どこか意識的に感じられて好きになれなかったな。後年ウェザー・リポートで花開くことになるけれど。
あれっ、つい最近日本にきてたんじゃなかったっけ。

3 Responses
Ikegami : 2007/09/12 – 11:06:14 –
うーん、寂しいですねえ。
ぼくの友人のエンジニアは、キャノンボールのところから独立したザビヌルのローディから始めてウェザーのPAをずっとやってました。いろいろ面白い話もありますが、それは近々にワインでも飲みながら。(あん肝のオリーブオイル漬けを作ったぞー!うまいよ)
ワインのほうも、昨日、フランスの雑誌主宰のコンテストで5大シャトーより高得点だったやつを1本だけ手に入れました。こちらのほうも、亡くならないうちにやりましょう!

tshibuya : 2007/09/14 – 21:16:11 –
ザビヌルは晩年の方がずっといいようですね。シンジケートは聞き逃して残念。
ワインは飲み逃さないようにしなくては。まだある?

Ikegami : 2007/09/14 – 22:37:38 –
はい、あります。
とっておきますから、安心してピアノを弾いててください。

●マスタリング完了
2007/09/13 木曜日 – 09:19:20 by tshibuya

soloのCDのマスタリングが終わりました。マスタリングとはCDをプレスする直前の段階で、音の最終的な調整もここでします。完全な音源ならば簡単に済むことでも、音量、音質をそろえたり、と、いろいろすれば結構な時間がかかります。小さなスタジオでずっと音を聴いていると眠くなってくる。そこで寝てしまっては意見を聞かれたとき困るので寝るわけにはいかない。2枚分を8時間かかって終了、コピーしたCD-Rをもらって帰ってきました。
しかし聴くのが怖い。覚悟を決めなくては。なんの覚悟かわからないけれど、事務的にただ聴く気にはなれないってわけ。といって、では、どういう状態なら聴く気になるのか。ま、手元に置いてひょいと聴きたくなったら聴く、というのが覚悟の内容になるのかも(笑)。

●9月12日
2007/09/13 木曜日 – 10:09:42 by tshibuya

昨日は石崎忍さん(as)となってるハウスでduo。石崎さんは相変わらずの張り切りぶりで、気持ちがいい。けど、どういうわけか昨日は残響が少なめに感じられてちょっとやりにくかった。天候のせいか、他のなにかか、それとも気のせいか。
上京している鹿児島の岩下壮一さんがくる。岩下さんには中山信一郎さん企画のアルバムのジャケット(の絵)をお願いしている。鹿児島の近況を聞く。中山さんは元気とのことで安心した。

2 Responses
ARUMA : 2007/09/13 – 12:37:10 –
そうちゃん!会いたかったなぁ・・・。
もう帰っちゃいましたか?

tshibuya : 2007/09/13 – 19:52:52 –
残念ながら岩下さんは明日帰るといっていたので今回は無理でしょうね。

●今村祐司さんと旅
2007/09/14 金曜日 – 22:12:04 by tshibuya

今村祐司さん(perc)が後藤輝夫さん(ts)とCDを作って(リーダーは後藤さん)、
その記念に酒田、鶴岡でライブをやってきます(23日から)。なぜ酒田、鶴岡かというと、後藤さんがそちらの方の出身だから。あ、ぼくはCDには入っていません。助太刀ってわけです。
今村さんと旅をするのはひさしぶり。10何年か前に北陸方面に行ったような気がする、というくらい昔。
帰りに温泉でも、という話もあって、今村さんと二人(三人か)で温泉というのもなぁ、と思いながら、でも楽しみだったりして。しかし温泉入ってご馳走食べて、あとなにするんだ?

●THE PANTZを聴きに行く
2007/09/17 月曜日 – 02:34:27 by tshibuya

この間ピットインでひさしぶりに川田良(g)に会った。こんどCDを作ったのでクロコダイルで発売記念のライブをするから聴きにきてくれという。川田くんは10何年か前に川崎のなんとかというところで朝までのロックコンサートを企画して、そのとき渋谷オーケストラを呼んでくれた。もちろんロックのギタリストだけれど、物知りで日本のロックに詳しく、そのときもいろいろ話を聞いたのを憶えている(すっかり忘れてしまったけれど)。
その彼が「THE PANTZ」というバンドを作った。今回のがファーストアルバムだからそんなに昔の話ではない。VocalのAIKOがいい。川田くんのギターははじめて聞いた。またここには津上研太が参加していて、それになんと石渡明廣がアレンジで参加しているのだ。
いや、楽しかった  普段こういうのを聴いてないから素直に楽しめるというわけにはいかなかったけど(笑)。

●中山さん企画CDのこと(1)
2007/09/18 火曜日 – 02:00:15 by tshibuya

中山信一郎さんの夢に書いたCDはいま制作中ですが、今回、その一部始終を書いてみようと思いました。いままで何枚もCDを作ってきたけれどこんなことをするのははじめてで、CDができあがるまでだから半年近くかかるし、また、途中で「やめたっ」ってことになるかも知れない、と、先のことはわかりませんが、なんとか「完成!」というところまでたどり着きたい。ぜひ、右のカテゴリーの中の「中山信一郎さん」を時々チェックしてみてください。
いまなにが決まっているかというと、中山さんの手紙を基に、メンバーは、さがゆき(vo)、潮先郁男(g)、渋谷毅(p)の3人で、曲のリストアッ
プはほとんどできて、録音は11月25、26、27日の三日間、松本記念音楽迎賓館で、エンジニアは「月の鳥」を録音してくれたアケタの店の島田正明さん、ジャケットは鹿児島の岩下壮一さんと「月の鳥」の四釜裕子さん。と、監修とライナーノートはもちろん森山浩志さん。進行などは斉藤厚さん。
曲のリストアップは「ほとんどできて」とはっきりしないのは、中山さんが書いてきた曲に、それはちょっとなぁ、という曲が何曲かあって、それに代わる曲がないかと探していたからで、そうなると森山さんの経験がものをいう。実は明日も会ってその話をするのだ。その辺りの感じ方の違いは考えれば面白いことではあるけれど、いまは置いておきます。

5 Responses
森田孝一郎 : 2007/09/20 – 08:31:59 –
楽しみです。可能なら制作中の様子など、写真やビデオ(DVD)にしておくってください。中山さんよろこびます。

tshibuya : 2007/09/20 – 12:25:35 –
あ、写真ね。大丈夫です。ビデオは手配してみます。

torigen : 2007/09/20 – 20:03:38 –
うちのblogで鹿児島在住の友人が「パノニカでのライブ盤(もちろん塩ビ)を入手」とコメントくれました。さっそくIKEGAMIさんからコメント頂きましたよ。
CDの成功と中山さんのご快復が順調に進みますように。

tshibuya : 2007/09/21 – 11:36:32 –
パノニカでのライブ盤ってだれのだろう。ぼくの?
パノニカのライブ盤では菅野邦彦さん(p)の「LIVE!」という超名盤があるので中古屋さんで見かけたらぜひ購入するように。いや、購入したらいいと思います。
あ、福岡、奄美大島の録音も入ってたっけ。

torigen : 2007/09/21 – 18:53:49 –
わはは、渋谷さん。
誰のだろ?って渋谷さんのって言ってましたけど(汗)。
もういちど詳しく聞いてみますけれど、本人さん、本日パノニカに行ってくるって出掛けましたので…(爆)。

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中山さん企画CDのこと(2)
2007/09/21 金曜日 – 11:17:55 by tshibuya

さて、どういう曲をやるのか。これは箇条書きにすれば一目瞭然というわけだけれど、それでは事務的すぎて面白くない。また、決まっているといってもあとで変更ということもあるかも知れない、ここでは二三の紹介に留めます。まず、Let Me call your sweet heart。これはだれが歌ったのか忘れたけれど(有名な歌手だ)、聴けば、ああ、あったね、というようなことになるなつかしい曲だ。それから You belong to me。これもなつかしい曲。って、なつかしいのは当然なのだ、このアルバムの中の曲は全てなつかしい歌に違いないのだから。
しかしこの辺りの曲が一番問題だった。昔キャバレーやナイトクラブで仕事をしていたとき、こういう曲はいやというほど聴いていて、曲がどうこうよりそのころのことが頭に浮かんできてなつかしいというより先に拒否反応を起こす。そのころこういう曲はジャズの敵(笑)だと思っていたから。別の意味で、これは入れるかどうかまだわからないけれど、Our love is here to stay なども問題だ。曲に責任はなくても、いかにも安直なジャズって感じがして躊躇する。おそらくさがさんもそうだろうと思う。むずかしいね、ミュージシャンは(笑)。
というように、中山さん、森山さんとはそんなに歳は離れていないのに相当違った感覚で曲を聴いていて(置かれた状況も違うしね)、しかし、そこで優しいこころにならないとレコーディングが先に進まない。おかげで大分こころ優しくなったような気がする。

6 Responses
asianimprov : 2007/09/24 – 17:45:47 –
その<安直なジャズ>である(笑)Love is here to stayをビル・エバンスのソロ演奏で聞き直してみましたが、さらっと弾き流していて(弾き流す、なんて日本語があるのかどうかはともかく)そんなに気になりませんでした。
でも、さがさんのボーカルが付くのですから、条件が違いますね。綺麗な曲ですけど、だからいいとは限らないのが音楽か。うーむ。
<安直な>か。そういえば、渋谷さんはエリントンの曲でも「サテン・ドール」とかは絶対弾かれませんものねぇ。(笑)
あ、男ばかりのドライブ。道中お気を付けて。(笑)

Ikegami : 2007/09/25 – 12:26:59 –
お、こういうテーマになるとasianさんのコメントが入る!
渋谷さん、Everything OKですよ。だって、神様ですからね。<安直>だろうが<世俗的>だろうが、渋谷さんに弾かれると色が変わりますから。
エッセンシャルで演奏するエリントンの曲なんか、世間一般では<ダラダラ系>と思われてるようなものばかりだけど、ダラダラという感じじゃあなくて<悠々系>として響いてますもん。
このピアニストの職業上の秘密を解析しようと思って20年、いまだに不明です。ま、分析なんかしないで「うーん、気持ちいいなあ」と聴いてればいいんだけど、ぼくのほうにも書く側の本能みたいなものがあって、なんで気持ちいいのか、楽しいのかを知りたくなるんです。困ったもんです。

tshibuya : 2007/09/26 – 17:03:01 –
本文に書いたように曲に責任はないのでしょう。それを手垢のついた曲にしてしまうのはだれか。
少しは考えないとね(自分を含めての話)。
追記 なんか妙に真面目だなぁ。疲れてるのか(笑)。

torigen : 2007/09/29 – 17:05:17 –
鹿児島で面白そうな本を現地人が見つけました(笑)。
以下、コメント転載です。
『一旦飲みに出かけたんですけどね(ちょっと早いか…)、ちょくちょく寄る古本屋で、ずっと探していた中山信一郎さんの『土曜日のジャズ 日曜日のシネマ』(松尾書房 1983年)を見つけました。しかも、なななんと、中山さんのサイン入りで、付録の『「土曜日のジャズ・日曜日のシネマ」へのメッセージ』もきれいなままでちゃんとついていました。
口絵にはスナップがたくさん載ってて、まえのPOSTでもコメントで出てましたが、渋谷毅さんの「ドリーム」録音時のスナップも何枚か。なんか、感激しちゃった。
この付録がすごいですよ。明田川荘之、浅井慎平、いソノてルヲ、大熊隆文、渋谷毅、中村誠一、森山浩志…などという、そうそうたる21名のメンバーが中山さんのために寄せたメッセージをまとめた小冊子なんですけど、書かれている内容がすごいです。おもしろい!』
だそうです。私も早く観てみたいデス、わはは。

tshibuya : 2007/09/30 – 08:35:08 –
それはすばらしい! 「土曜日のジャズ日曜日のシネマ」は名著だと思います。
いま読んでも当時の熱い情況が伝わってきて胸がいっぱいになります。あのころ鹿児島には毎月のように遊びに行ってモダンパルス(鹿児島モダンジャズの会)の連中と遊び狂いました。
中山さんにはもう一冊「ぼくのシネローグ」(G1ブックス 1993年)という本があって、これはタイトルからわかるように映画のことを書いた本で、いってみればこの二冊で中山さんが完結する、といった具合です。こちらも見つけたらぜひどうぞ。

torigen : 2007/09/30 – 15:39:01 –
どもども渋谷さん。また、鹿児島からコメントが入ってこれまた驚きの事実が…
うぁはは。
『げっ、鳥兄ぃ、驚きの事実が判明! いま、ビール飲みながらしゃべってたら、うちの家人ですけど、20歳前後の頃パノニカでバイトしてたって。しかも、私が必死になって探してた本、「持ってるわよ。サイン入りで」だつって、本棚から引っ張り出してきました。渋谷さんのライブの時もいたんだって! 「KAKOっていったら、渋谷さん覚えてくれてるかも」だって。菅野さんのライブの時もいたらしい…。で、「パノニカやめて、バイクで日本3周の旅に出たのよ」って、知らなかったぁ。こいつ、何者やねん、って感じ…。年齢は内緒にしとかないと蹴られますから、あしからずm(_ _;)m』
…らしいです(汗)。このコメントくれてる人間は京都でコピーライターなどしてるうちに私と知り合い今に至長い付き合いの酒飲み友達ですが、何もかも放りだして鹿児島に移住、作家活動をしております。しかし、世の中狭いもので…(笑)。

●出発
2007/09/22 土曜日 – 08:10:19 by tshibuya

今村祐司さんとの旅、これから出発です。
車でひたすら酒田を目指す。連休で道路が混んで都心を出るまでは快適とはいかないかも知れないけれど、だんだん空いてくるだろうし、新潟から先、日本海側の一般道を走るのが楽しみ。
今日は仕事なし。ライブは明日明後日。後藤さんによれば、着いたらすぐ宴会だという。ということは、ライブが終われば宴会だから宴会が三日つづいて、で、翌日は「おつかれさま」と温泉に行く。こんなことがあっていいんだろうか。
あ、そろそろ出発の時間だ。

●あさやんが死んだ
2007/09/27 木曜日 – 10:34:31 by tshibuya

酒田、鶴岡に旅行中、あさやんこと、浅倉功一さん(tp)が亡くなったとの連絡。あさやんは、ぼくがジャズをはじめてすぐに入った「大矢隆敏とハイウエイサンズ」というバンドでいっしょだった。ぼくがやめたあとも大矢さん(ts)と活動していたようだけれど、そういうバンド生活はもちろん、私生活でも親しくつき合った。遊びから薬まで(これも遊びか)、ジャズ喫茶はもちろん、ビリヤードも教えてもらったし、プールにも行ったし、バンド仲間のところに仕事が終わってから押しかけ、朝まで騒いでそこから仕事に行く、なんてことも年中だった。そのころの仲間に渡辺文男さん(ds)がいる。

その後、日本国中あちらこちらと流れて(というのがぴったり)、縁あって帯広に落ち着くことになる。帯広には30年以上いたんじゃなかったか。長く会っていなかったけれど、20年近く前に再会、また、還暦のお祝いには札幌の黒岩静枝さん(vo)の計らいで出席することができた。最近は、昨年8月、帯広のビーフラットメジャー7に行ったときにひさしぶりに会い、あさやんは歌を歌い、今年2月石渡明廣との「月の鳥」duoのライブのときもきてくれた。あさやんのトランペットはハイノートを駆使するような輝かしいプレイではなかったけれど、その暖かい音色と歌心はすばらしいもので、そしてなによりもその人間が魅力的で、飄々とした生き方と相まって多くの人を魅了した。
長く筋ジストロフィーを患い、最近はトランペットでなく歌を歌っていた。


あさやんのCD+BOOK。問い合わせはビーフラットメジャー7まで。一昨年の演奏の
他、昔の写真などがたくさん載っています。

2 Responses – “あさやんが死んだ”
志津花 : 2007/09/27 – 10:38:38 –
たくさんの人に惜しまれて、見送られてあさやんは旅だって行きました。
あさやんのお陰で、帯広と言う北の地にジャズが根付きました。ありがたいことです。
有志で追悼ライブを計画しているとのことです。
決まりましたら連絡しますね。

tshibuya : 2007/09/27 – 10:43:19 –
ありがとうございました。みなさんに出会えてあさやん本当によかった。
追悼ライブ行きたいです。

●10月のライブから
2007/09/30 日曜日 – 11:31:46 by tshibuya

いつのころからか「時が経つのが早い」というような感じがしなくなってきた。
今年ももう年の瀬、一年早かったなぁ、などということはほとんど、いや、まったくない。
で、9月も今日で終わり。10月はライブが多い。なぜ多いかというと鈴木道子さん(vo)との九州の旅があるからで、最近の旅の中でこんな長い旅はめずらしい。
10日間。もっとも中にお休みが2日あるけれど。メンバーは他に、小杉敏(b)、渡辺文男(ds)。

旅の直前、10/7はひさしぶりに横濱ジャズプロムナードでオーケストラだ。この何年かジャズプロムナードは休んでいたけれど、これがきっかけになってまた出演することになるのかどうか。
オーケストラは10/20にもある。ピットイン。こちらは都合でレギュラーメンバ
ーが3人いない。石渡明廣(g)に代わって秋山一将、峰厚介(ts)に代わって片山広明、松本治(tb)に代わって青木タイセイがくる。3人も代わったら別のバンドになるんじゃないかという心配もあるかも知れないけれど、渋谷オーケストラはセッションをするための装置のようなものだから特にどうということはない。あ、ちょっとリハーサルが必要かな。
10/27は阿佐ヶ谷ジャズストリートでエッセンシャル・エリントン。Guestに外山明(ds)、清水秀子(vo)、林栄一(as)。エッセンシャルはこのところなかなかできないので非常に楽しみ。
忘れちゃいけない、10/4はラシェットで松倉如子さん(vo)といっしょ。この不思議な歌手を聴いてみてください。