京都in京都(5)

いまこのフィルムを見たらどう思うのか。それを考えていると、どうにも堂々巡りになって、はじめて見たときと同じだったらどうしようとか、いやいや、50年も前の印象などあてにならないから、など、いろいろ考えて夜も眠れなくなる。しかしいまどう聴こえるかが問題なのだから、聴く前になにをいっても意味がない。
これを作った30歳あたりから10年くらいが一番仕事をしていた時代だ。大きな編成の仕事もずいぶんしたような気がする。ナショナルテクニクスのCM(FM)では、20分くらいの小組曲を作ったし、朝絋太郎(武田和命がいたソウルフル・ブラッズのvocal)にパナステイト! と絶叫させるCMも作った。そう、ナショナルのCMはずいぶん作ったのだ。大きな編成で実際に音を出せる機会などあまりなかったからいい経験だった。

もうすぐDVDのファイルが上がってくる!